Campus Hack Performance - dominickchen/cmrd GitHub Wiki
What?
早稲田大学戸山キャンパスの中庭をハックしようという企画
When?
2018年 8月4日、5日(オープンキャンパス開催時)
Where?
早稲田大学戸山キャンパス
Who?
三木すずな、米原秀香、金娜煐
Why?
戸山キャンパスの中庭はなんのためにあるのか。この中庭という空間が、意識的に利用されたり、何か活用されたりすることは今までなかったのではないだろうか。活用されないだけでなく、雨の日や太陽が照りつける日は、みんな中庭を避けて通路を歩きそのスペースを邪魔に思うほどだ。 そこで、キャンパスをハックすることで中庭を意味のある空間に作り変え、さらには中庭そのものに学生の意識を向けさせることができれば面白いのではないかということで本企画が始まった。
How?
1. 中庭の何に注目するかを考える
中庭は正方形のタイルが敷き詰められてできている。そこで、そのタイルに色を付けることでピクセルアートを作れないかと考えた。さらに中庭だけでは寂しいので、窓にもピクセルアートを施しキャンパスとして統一感を持たせようとした。色づけするための素材は、中庭のタイルには防水性と剥がしやすさを考慮してマスキングテープを、窓には正方形のポストイットを使用することでピクセルを表現することにした。
2. モチーフを決める
次にピクセルアートで何を表現するのかを決める。ここが一番大変だった。
- [案1]パックマン、マリオなどのドットでできたキャラクターを使う
→著作権的にNG キャラを使う理由付けもできないのでNG
- [案2]テスト期間の学生を応援するメッセージ(単位に関するもの)や模様(クローバー、ハート)を作る
→いいのでは!?
3. 日程を決める
テスト期間中の学生を応援するということで、文キャンの授業が終了する一週間前くらいに日程を設定。
4. 文学学術院に申請
キャンパスを大胆に使う企画であったため文学学術院に許可を取らなければならなかった。ここで大事なのは企画の意図を理解してもらうことと、制作プロセスを明示して実現可能性を提示すること。初回の申請で、オープンキャンパス期間なら実施OKの許可が降りる。
5. モチーフの練り直し
オープンキャンパスならOKとなったが、オープンキャンパスにこの企画を実行してもただの装飾になってしまう……、ということでもう一度モチーフを考え直すことになった。装飾性がなくてなおかつドットで表現できるものを探し、たどり着いた代替案は巨大QRコード。このQRコードを読み込むと、オープンキャンパスに来場する学生へのメッセージが開くようにしようと案が固まったが、巨大すぎてコードが読み込めないことが判明。
6. モチーフの練り直し②
この時点で、アイディアが一切思い浮かばなくなった。もう無理ということでドミニク先生に助けを求めた。そこでいただいたヒントが「オープンキャンパスには誘導の矢印が貼られる」ということ。この矢印とは別の、無意味な矢印をモチーフにすることが決定する。その後、矢印の形を吟味した結果、矢印で「GO」という文字を書くことを決めた。それに合わせて窓には「JUST GO FOR IT」の文字を作ることが決まる。さらに矢印の先にQRコードを作り受験生への応援メッセージを作成することが決定。
7. QRコードの中身を考える
受験生への応援メッセージをどのような形で表現するかを考える。班員が動画編集の未経験ゆえに動画は避けたかったが、動画がベストだったので班外のゼミ生に助けていただくことにした。動画の内容は、ピクセルアートの特性とデジタルの有る無しの特性を重ね合わせたものにして、中庭や窓との統一感を図った。また、この動画を載せるにあたってWebページを作成。(プログラミングができなくても大丈夫なTumblrを使った。URLのキャンパスの綴りが違うのは見逃してください……。)
8. 文学学術院の許可をいただき実行
中庭にひたすらマスキングテープを貼る作業が始まる。予定していたものと比べて三分の一の太さのマスキングテープしか手に入らなかったことにより作業は難航。しかし、たくさんのゼミ生に協力していただき無事完成!