CrowdWalk のセットアップ - crest-cassia/CrowdWalk GitHub Wiki
CrowdWalk のセットアップ(for Git Bash on Windows 7)
※ McAfee の最新版がインストールされていると Cygwin が正常に動作しなくなるため、Git Bash を使用した環境に変更しました。
※ Webアクセスにプロキシの設定が必要となるネットワーク環境では、以下の方法でセットアップすることは出来ません。
1. GitHub のアカウント取得
CrowdWalk を利用するだけならば GitHub のアカウントを取得する必要はありません。
Issues に書き込むためにはアカウントが必要となります。
2. ホームディレクトリの作成
自分のホームディレクトリを作成する。ディレクトリパス中に空白が入らない様にする。
※ C:/home/ユーザー名 を推奨。
3. ユーザー環境変数 HOME にホームディレクトリのパスを設定
コントロールパネル > システム > システムの詳細設定 > 詳細設定 > 環境変数 のユーザー環境変数に新規で HOME 変数を作成し、値に C:\home\ユーザー名 をセットする。
注意: Cygwin も使用する場合には、何らかの工夫をしないと Cygwin が環境変数 HOME のディレクトリから起動してしまう。
4. JDK(Java Development Kit) のインストール
特に理由がなければ Oracle JDK 8 が推奨される。(2020年12月まで無償アップデートが継続されるため)
Oracle JDK 11 以降は有償となるためインストールしないこと。
OpenJDK は 64bit 版のみ提供される。
4.1. Oracle JDK 8 をインストールする場合
- Oracle の Java SE Downloads ページを表示する。
- Java SE 8uXXX の JDK DOWNLOAD をクリックする。
- Java SE Development Kit 8 Downloads ページが表示されたら Accept License Agreement をクリックする。
- OS が 32bit 版ならば Windows x86、64bit 版ならば Windows x64 の最新の Java SE Development Kit をダウンロードして実行する。
- ユーザー環境変数 JAVA_HOME を新規作成し、JDK のパス(例: C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_192)をセットする。
4.2. OpenJDK 11(2018年11月現在の最新バージョン) をインストールする場合
※JDK 10 以前からアップデートする場合は JDK および JRE をアンインストールしておくこと。(JRE が残っていると CrowdWalk の起動に失敗する)
- OpenJDK ページを表示する。
- Download and install the open-source JDK ... の文中の jdk.java.net/11 をクリックする。
- JDK 11.0.X General-Availability Release ページが表示されたら Windows / x64 の zip ファイルをダウンロードする。
- ダウンロードした zip ファイルを C ドライブのルートディレクトリに展開する。
- 展開した JDK の bin ディレクトリのパス(例: C:\jdk-11.0.1\bin)をユーザー環境変数 Path に追加する。
- ユーザー環境変数 JAVA_HOME を新規作成し、JDK のパス(例: C:\jdk-11.0.1)をセットする。
5. Gradle のインストール
Gradle のダウンロードページ(https://gradle.org/releases) から Release 最新版のバイナリ ZIP をダウンロードする。
ホームディレクトリにダウンロードした ZIP を展開する。(後からでも可能)
Git for Windows のインストール後に展開する場合は、ダウンロードした ZIP ファイルをホームディレクトリに置いて、
unzip ファイル名
を実行する。
6. .bashrc の作成
以下の内容の ".bashrc" ファイルをホームディレクトリに作成する。 "gradle-3.5" の部分はインストールした Gradle のバージョンによって異なる。
stty stop undef
export LANG=ja_JP.UTF-8
export JAVA_OPTS='-Dgroovy.source.encoding=UTF-8 -Dfile.encoding=UTF-8'
alias javac='javac -J-Dfile.encoding=UTF-8'
export PATH=$PATH:~/gradle-3.5/bin
7. Git for Windows のインストール
Git for Windows のサイト(https://git-for-windows.github.io/)から最新版をダウンロードし、「私家版 Git For Windowsのインストール手順(https://opcdiary.net/?page_id=27065)」等を参考にしてインストールする。
途中のチェックボックスでは以下を選択する。
Adjusting your PATH environment
-> Use Git from Git Bash only
Choosing HTTPS transport backend
-> Use the OpenSSL library
Configuring the line ending conversions
-> Checkout as-is, commit as-is
Configuring the terminal emulator to use with Git Bash
-> Use MinTTY
8. Git Bash の起動
スタートメニュー > Git > Git Bash で起動する。
注意: タスクバーに Git Bash のアイコンを固定する事はできない。(固定したアイコンをクリックしてもホームディレクトリから起動しない)
9. Git Bash の環境設定
Git Bash ウィンドウの左上アイコンをクリックして Options... で設定ダイアログを開く。
Text and Font properties
Font -> お好みで(日本語のサンプル文字が文字化けするかもしれないが問題はない)
Locale -> ja_JP
Character set -> UTF-8
[Apply] をクリックする。
ウィンドウを広げて自分の使いやすいサイズにする。
Window properties
Default size -> [Current size] をクリックする。
[Save] をクリックする。
10. Java と Gradle の動作確認
コマンドラインで
java -version
を実行して Java のバージョン情報が表示されることを確認する。
コマンドラインで
gradle -v
を実行して Gradle のバージョン情報が表示されることを確認する。
11. GitHub から CrowdWalk のダウンロード
コマンドラインで
git clone https://github.com/crest-cassia/CrowdWalk.git
を実行して GitHub から CrowdWalk をダウンロードする。
12. CrowdWalk のビルド
コマンドラインで
cd ~/CrowdWalk/crowdwalk
を実行して CrowdWalk の実行ディレクトリに移動する。
コマンドラインで
gradle
を実行して CrowdWalk をビルドする。
問題がなければ BUILD SUCCESSFUL と表示される。
13. スクリーンショット保存用ディレクトリの作成
コマンドラインで
mkdir screenshots
を実行する。
14. CrowdWalk の実行
Git Bash 起動直後ならばコマンドラインで
cd ~/CrowdWalk/crowdwalk
を実行して CrowdWalk の実行ディレクトリに移動する。
コマンドラインで
sh quickstart.sh -h
を実行すると CrowdWalk のヘルプが表示される。
マップエディタを起動する場合:
sh quickstart.sh
プロパティファイルを利用してマップエディタを起動する場合:
sh quickstart.sh <プロパティファイルへのパス>
プロパティファイルを利用してコマンドライン・シミュレータを起動する場合:
sh quickstart.sh <プロパティファイルへのパス> -c
プロパティファイルを利用して2Dシミュレーションビューアを起動する場合:
sh quickstart.sh <プロパティファイルへのパス> -g2
プロパティファイルを利用して3Dシミュレーションビューアを起動する場合:
sh quickstart.sh <プロパティファイルへのパス> -g
15. CrowdWalk の最新版へのアップデート
コマンドラインで
cd ~/CrowdWalk/crowdwalk
を実行して CrowdWalk の実行ディレクトリに移動する。
コマンドラインで
git pull
を実行して最新版のソースファイルに更新する。
コマンドラインで
gradle
を実行して CrowdWalk を再ビルドする。