- ユーザーがログインした時に最初に起動されるシェルをログインシェルという
- bashがログインシェルの場合、下記の順序でファイルが一度だけ読み込まれる
/etc/profile → ~/.bash_profile → ~/.bash_login → ~/.profile
- bashが非ログインシェル(ログイン後に新たに起動されたシェル)の場合、シェルを起動するたびに**~/.bashrc**が読み込まれる
※ディストリビューションによっては、先に/etc/bash.bashrcが読み込まれる場合もある
if 条件式 then
実行文(コマンド)
fi
for シェル変数 in 値のリスト
do
実行文(コマンド)
done
while 条件式
do
実行文(コマンド)
done
- if文やwhile文の条件式は、testコマンドや「[」コマンドで記述する
test 条件式
[ 条件式 ]
条件式 |
説明 |
-d ファイル名 |
ディレクトリがあるか |
-f ファイル名 |
ファイルがあるか |
-n 文字列 |
文字列が0より大きいかどうか |
文字列1 = 文字列2 |
文字列1と2が等しいかどうか |
整数1 -eq 整数2 |
整数1と2が等しいかどうか |
整数1 -gt 整数2 |
整数1より2が大きいかどうか |
整数1 -lt 整数2 |
整数1より2が小さいかどうか |
- shiftはN番目の引数をN-1番目の引数に移動するシェルの組み込み関数
- readコマンドは標準入力から1行読み込んで、引数で指定したシェル変数を値を格納するbashの組み込みコマンド
- ディスプレイマネージャ:グラフィカルなログイン画面を表示し、XサーバとXクライアントを起動するプログラム
X Window Systemの標準ディスプレイマネージャ:xdm
- ウィンドウマネージャ:ウィンドウのオープン、クローズ、移動、リサイズなどを管理するプログラム
X Window Systemの標準ウィンドウマネージャ:twm
- ウィンドウマネージャだけでなく、アプリケーションまで含めて統一的な操作を提供するソフトウェア
- GNOME(GNUプロジェクトで開発)、標準ディスプレイマネージャ:gdm、標準ウィンドウマネージャ:metacity, mutter
- KDE(KDEコミュニティが開発)、標準ディスプレイマネージャ:kdm、標準ウィンドウマネージャ:kwin
- GNOME、KDE共にX Window System上で稼働する
Section "[セクション名]"
[エントリ]
EndSection
主なセクション |
概要 |
備考 |
ServerLayout |
InputDeviceやScreenの識別名など全体のレイアウトを記述 |
|
Files |
フォントのパスなどのファイルのパス名を記述 |
フォントサーバのフォントを参照する場合は、FontPath "unix/:7100"と指定 |
InputDevice |
キーボードやマウスなどの入力デバイスを記述 |
|
Device |
ビデオカードのドライバ名などのデバイスを記述 |
|
Monitor |
垂直、水平周波数などモニタの記述 |
|
Screen |
解像度、色深度などのスクリーンのコンフィグレーションを記述 |
|
DISPLAY=Xサーバー名(省略するとローカルホスト):ディスプレイ番号:.スクリーン番号; アプリケーション名
- /etc/X11/xdm/xdm-config:xdmが最初に参照する基本設定ファイル
- /etc/X11/xdm/Xsetup_0:xdm-configから参照され、壁紙など設定
- /etc/X11/xdm/Xresources:ログイン画面の背景色やグリーティングメッセージ(ログイン画面に表示するメッセージ)の設定
- /etc/X11/xdm/Xsession:ログイン後に起動するプログラムの設定
- 決められた時刻に特定のコマンドを定期的に実行する機能
- crontabコマンドによって定期的に実行するコマンドと時刻を設定する
- crontabコマンドはデーモンcrond(/usr/sbin/crond,RedHat)またはcron(/usr/sbin/cron,Deiban)によって実行される
- cronから起動されるanacron(/usr/sbin/anacron)によって、システム保守ための定期なコマンド実行が行われる
・分:0-59
・時:0-23
・日:1-31
・月:1-12
・曜日:0-6(0が日曜)
- 数字指定以外に特殊なフィールド表記も使用できる
- 設定ファイルの設定はcrontabコマンドで行う
- -eオプション:編集
- -lオプション:表示
- -rオプション:削除
- /etc/cron.allowと/etc/cron.denyによってユーザーのcrontabコマンドの実行を制限できる
- 指定したコマンドを1回だけ実行する(atは指定した時刻、batchはシステム負荷が低くなったとき)
at オプション 時間
batch オプション
- /etc/at.allowと/etc/at.denyによってユーザーのat、batchコマンドの実行を制限できる
- netstat:アクティブなネットワークの情報とUNIXドメインソケット接続、ルーティングテーブルを表示
- -aオプション:全てのプロトコル、ソケットの接続待ちを表示
- -lオプション:接続待ちソケットを表示
- -nオプション:名前解決をせず、数字でアドレスを表示
- -rオプション:ルーティングテーブルを表示
- -sオプション:統計情報を表示
- -tオプション:TCPソケットを表示
- -uオプション:UDPソケットを表示
- -xオプション:UNIXソケットを表示
- ping:ホストとローカルホスト間でIPレベルで接続されているかを確認する
- traceroute:IPパケットが宛先ホストに辿り着くまでの経路を表示
- lsof:ポートをオープンしているプロセスを表示
- ifconfig:ネットワークインタフェースの設定、表示
- ip:ipconfigに変わるルーティングテーブルやARPキャッシュの管理などの機能を備えている
ip addr { add | del } IPアドレス/プレフィックス dev インタフェース名 ← IPアドレスの設定、削除
ip addr show インタフェース名 ← IPアドレスの表示
ip addr { add | del } 宛先 via ゲートウェイ ← ルーティングテーブルのエントリ追加、削除
ip addr { add | del } default via ゲートウェイ ← デフォルトルートのエントリ追加、削除(via ゲートウェイ不要)
route -n ← 表示
route { add | del } { -net | -host } 宛先(destination) [netmask ネットマスク] gw ゲートウェイ(gateway) [インタフェース名] ← 追加、削除
route { add | del } default gw ゲートウェイ(gateway) [インタフェース名] ← デフォルトルートの追加、削除
- ホスト名とIPアドレスの対応情報を提供するサービス
- /etc/resolv.confにどのDNSサーバに問い合わせを行うかを定義する
- /etc/nsswitch.confでネットワークアプリケーションの名前解決の設定を行う(ネームサービススイッチ)
- DNSサーバへの問い合わせはhostコマンドまたはdigコマンドを用いる