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2022/3/17時点のTriviaの翻訳


このプラットフォームとそのレガシーに関するランダムな楽しいトリビア一覧。

iPhoneレガシー

M1はiPhone5だ

M1 Mac Miniをディスプレイを接続せずに起動した場合、またはmacOS 12.0以降では無条件に、iBootはディスプレイを初期化しません。 代わりに640×1136の偽フレームバッファを作成します。これはiPhone 5の画面解像度です。

するとこんなことが起こります。

どうしてもSamsungから離れられない

M1のシリアルポートペリフェラルはSamsungの初代iPhoneのSoC(S5L8900)のものと同一で、Linuxでも同じSamsungのUARTドライバを 使っているほどです。最近のはAppleによる再実装されたものなのか昔の同一のSamsungのIPをそのままライセンスしているものなのかは分かりません。

実際のところApple A4がAppleによる最初の『自社設計』だというのは、主にマーケティングによるものです。AppleのSoCは、 サードパーティ製IPからApple製IPへの移行をゆっくりと進めてきましたが、今でもサードパーティ製のブロックを ふんだんに使っています。サードパーティ設計と自社設計の間に明確な線引きはないのです。

PowerPCレガシー

HIDden レジスタ

AppleのCPUコアは雑多な設定やchiken bitレジスタを『HIDx』レジスタと呼び、 これは『Hardware Implementation Dependent(ハードウェア実装依存)』レジスタを意味します。この名前は同じ目的のためにIBMが PowerPC CPUで最初に使用しました。

Power Mac G5まで遡る(DARTing back)

AppleのSoCに搭載されているIOMMUは『DART』と呼ばれています。これは『Device Address Resolution Table』を表し、Power Mac G5 システムのU3HホストブリッジのIOMMUの名称でした。しかし、実際の詳細とは無関係なので、これに関して共有コードはなく、名前が同じなだけです。

AmigaOne X1000 と M1 Mac の共通点は何?

M1や最近のAppleのSoCのI²CペリフェラルはP. A. Semi社のPWRficient PA6T-1682MチップのI²Cペリフェラルの修正版です。 AppleはSoC/CPU設計チームを立ち上げるために同社を買収し、あるIPブロックはそのままで十分だと判断したのです。 これはAmigaOne X1000に使われているCPUと同じもので、私たちは既存のLinuxドライバを拡張して両方のプラットフォームに 対応するようにしました。

x86レガシー

M1はネイティブにx86コードを実行

Mac Miniと14インチ/16インチMacBook Proに搭載されているDisplayPort to HDMIブリッジチップ(MDCP29xx)はV186 CPUコアを 使用しています。これはIntel 80186クローンであり、古き良き16ビットx86リアルモードコードを実行します。そう、MS-DOS時代のx86が あなたのMacに搭載されているのです。

細部へのこだわり

助けて!

Mac の SecureROM は 小さく、それ自身では大したことは できません。Mac mini では画面に画像を表示することはできません。しかし電源LEDを制御することはできます。 DFUモードでMacを起動すると、 LEDは白ではなく琥珀色になります。Macを通常通り起動したが初期起動に失敗した場合(リストア操作の失敗など)、電源LEDは琥珀色になり、 短い点滅3回、長い点滅3回、短い点滅3回、一時停止、それを繰り返すパターンで点滅します。これは SOSのモールス信号です! Macは静かに救出を求めています...