native_sdk - aks3g/ai_mini_4wd_kit GitHub Wiki

AIミニ四駆ネイティブSDK

概要

C言語(C++)ベースの開発環境を提供します。オンボード、オンチップのデバイスドライバについては実装済みで、プログラム開発者は関数の形で様々な機能を使用することが可能です。

開発環境

必要な物

ネイティブSDKを用いてAIミニ四駆の開発を行う場合、キットとは別に以下のものを用意する必要があります。

  1. PC(ソースコードの編集、gitからのファイルダウンロードができるもの)
  2. JTAG ICE(J-Link / Atmel-ICE等、ARM M4Fに書き込みが出来るもの)
  3. JTAG書き込みに使うソフトウェア
  4. ARM用のGCC(arm-none-eabi-gccなど)

開発環境セットアップ(Windows限定)

Windows環境においては、Atmel Studio をインストールすることで、準備物の3、4を用意することが可能です。 Atmel Studioを用いた環境のセットアップ手順をは次の通りです。

  1. Atmel Studio 7のWebページから最新版をダウンロードします
  2. インストール方法については、Webページをご参照ください(ダウンロードしたexeを実行すれば大抵の場合大丈夫です)
  3. ai_mini_4wd_kit/src/samples/ にある、sample.atsln を開きます
  4. Buildメニュー → Build Solution(F7) でサンプルプログラムのビルドが出来ます

プログラムの書き込み

JTAG経由(SWD経由)での書き込みを行います。 実際の書き込みにあたっては、使用するアダプタとソフトウェアのリファレンスをご参照ください。

SDKリファレンス

SDKは機能ごとに分かれたヘッダファイルが用意されています。以下の表を参考にしてください

ファイル名 機能
ai_mini4wd.h SDKの初期化関数や、デバッグ用関数を利用するときに使用します。
ai_mini4wd_error.h SDKのエラーコードが定義されています。samd51_error.hの中にもエラーコードが定義されていますが、本ファイル内でIncludeされています
ai_mini4wd_hid.h スイッチ、LED関係の操作関数を利用するときに使用します
ai_mini4wd_timer.h タイマコールバックの登録をするときに使用します
ai_mini4wd_motor_driver.h モータードライバ関連機能を利用するときに使用します
ai_mini4wd_fs.h ファイルシステム(メモリカード)の機能を利用するときに使用します
ai_mini4wd_sensor.h センサから情報を取得するときに使用します