おまけとか - acknak/Nakloid GitHub Wiki

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いわゆるチラシの裏

Nakloidデモ曲についてとか

Nakloidのデモ曲は、作者のお気に入り曲を勝手に採用しています。せっかくなのでお世話になった曲を宣伝。

少女A

思春期真っ只中の少女が、壊れそうになりながら自分を探す曲。ノリノリなオケと幼いリンさんの調声に加えて、作者である椎名もたさん独特の「ぽわぽわ感」が、繊細で壊れそうな絶妙のバランスで、少女の心情を表現しています。2015年7月、椎名もたさんの逝去の報に接して、大きな喪失感に苛まれました。最後のアルバムである「生きる」は、今も私の手元で大切に補間しています。椎名もたさんの他のオヌヌメは「そらのサカナ」「nee」。

新世界ディストピア

まさに目の覚めるような一曲。疑うことを忘れたマジョリティへ警鐘を鳴らす挑戦的な歌詞は、迫力あるギターと高音の伸びが心地よいオケと合わさって聴く人を圧倒します。この曲だけではっきりと世界観が築き上がっている、とも言えるでしょう。「陶犬瓦鶏」をググったのは私だけではないはず。yu-goさんの他のオヌヌメは「アイキズナ」「相対のdistance」。

Cipher

VOCALOIDが単なる音源から文化となり、その界隈が最も華やかだった頃。「歌は世につれ世は歌につれ」のことわざどおり、出るべくして出た一曲でした。悲しいかなそれも5年以上前の話で、今は随分下火になってしまいましたが、それでもこの曲を聴く度に、歌声合成の可能性を思い起こさずにはいられません。ピアノが特徴的な透き通ったオケと伸びやかなミクさんの調声がとても心地よい一曲。私は「奇跡」になんと名付けようかしら。

カレンダー

時の流れをカレンダーに例える曲は数あれど、それを叙情的に歌い上げる名曲は数えるほど。21世紀Pのこの曲は、まさに「名曲」の部類に入る曲でしょう。非常に丁寧に作りこまれた繊細なオケと、透き通るようなミクさんの調声が特徴的。サビへの盛り上がりと歌詞の反復は耳に残って離れません。21世紀Pの他のオヌヌメは「欲求不満マーチ」「Your figure looks like me」。

square shooter

「最低な言葉並べて」という、ドキッとする言葉から始まる一曲。子守唄のような優しい曲調と作りこまれた調声、風刺的とも言える鋭利な歌詞が相互に作用して、他には無い幻想的な雰囲気が醸されています。ミクさんは最前列で文字を鳴らし続ける一人ですが、この歌詞のような気持ちなのでしょうか。作者のsiteさんの他のオヌヌメは「仮想記憶より愛をこめて」「未知の自分に出逢う夢」。

サヨナラチェーンソー

ゆかりさんといえばチェーンソー。そんな印象を聴く人に植えつける一曲。普段はおとなしい子が、内に秘める衝動を前面に押し出す、というシチュエーションは何とも魅力的です。ゆかりさんの最も深い本音がポロリと出たような、「健やかに生きていたい」という歌詞は聴いていてハッとします。私もそうありたいものです。作者のくらげPの他のオヌヌメは「アクアリウム・ゴーストソング」「リトルガール・アニマージュ」。

マイラストグラヴィティ

旅情、郷愁、挽歌、終焉。聴く人に様々な感情を抱かせる不思議な一曲。後半の盛り上がりは映画のエンディングを思わせます。「狼と香辛料」の影響の下で作られているらしく、本家の背景に描かれた「ほろみく」と合わせて、あのお二人の荷馬車に揺られる様子が目に浮かぶようです。作者のゆにさんは処女作の「ストロベリードール」で知りましたが、当時から曲も歌詞もレベルが高く、今に至るまで新曲が楽しみなPのひとりです。「伝説のユキマスター」としても有名な方ですので、ゆにさんのマイリストは要チェック。ゆにさんの他のオヌヌメは「スケルツォーネ」「Parachut」。

もうひとつの夏へ

私が「SF」と聴いてまず思い浮かべるのはこの曲の世界観。これが物語の終りとなるのか始まりとなるのか、考えただけでワクワクします。作者のPlutoniusさんのミキシングとハモリの入れ方は非常に独特なので、その合う合わないで評価が分かれてしまうかもしれないです。「VOCALOID小説派生曲」タグは隠れた名「タグ」なので、お時間のある方は是非どうぞ。Plutoniusさんの他のオヌヌメは「シュドゥリゲラー・シュルエテリ」「キマイラ」。前者の"Pseudouhligella schlueteri"は作者の造語だそうです。私も、風より蟹より化石になりたい。

Parallel Lines

ミクトロニカにハマっていた2008年に、タグをたどって見つけたのがこの曲。リンでエレクトロニカは珍しい気がします。サビでの盛り上がりと、伸びやかなリンの歌声が生み出す開放感は、まさに鳥肌モノ。ちなみに私がVOCALOIDにハマったきっかけは「メコノプシス・ベトニキフォリア」なので、エレクトロニカには不思議な縁を感じます。VOCALOIDを聴くようになるまでエレクトロニカの「エ」の字も知らなかったはずなのですが。作者のボッチさんの他のオヌヌメは「Be Alike」「Confession」。

ラウジーカ

「初恋はレモンの味」とは何だったのか。内へ内へと沈み込むこの曲の歌詞は、全国の文学少年が必ず通る道です(偏見)。そしてそんな歌詞にピッタリな、全てを投げ出して投げつけて大暴れな音作りは他にはない大きな魅力。「その日から霞立つ街にふわふわりと さまよい続けてはや三年」という歌詞は大のお気に入り。作者のsaiBさんの他のオヌヌメは「某〇×△□より」「愛ト茄子ト平和ナ果実」。それにしても、「ラウジーカ」ってどういう意味なんでしょうね。

ドアトマド

聴いているだけで心が洗われるような、どこか宗教的な救いを感じさせる不思議な曲。「窓」に例えられる東方正教会のイコンをNakloid版の背景に選んだのは、そのあたりが理由です。いろいろな方面から怒られそうですが。作者の(仮)Pは「無い」で知りました。確かボカロ投票所のオススメ特集あたりで聴いて一目惚れしたのがきっかけだったと思うのですが、記憶が定かではありません。その後投稿された「リテイク版」と合わせて必聴です。(仮)Pの他のオヌヌメは「僕が見た夢」「GPS -Receiver Remix-」。

リアルは衝動的に

失恋の一番暗い部分を更に煮詰めて抽出したような一曲。2:53あたりの演出はPVと合わせてドキッとさせられました。やっぱり失恋は「二人別々の道を行こう」とか「もう会えないんだね」とかそんな生ぬるいものではなく、ドロドロで論理の破綻した、ある種の終末論であるべきですよね。作者のTaskさんは、お恥ずかしながら、りぶさんの歌ってみた版の「秘密遊戯」で初めて知りました。この2曲を聴いた週の日曜にとらのあなまで繰り出してCDを買ったのはまた別のお話。Taskさんの他のオヌヌメは「ラブ・コレクション」「明けない夜を壊せ」「ワールドダウン」。

道化師

自分の身を削って、それでも主役になりきれない。そんな歌詞が大好きなのがこの曲。3:02あたりから始まる間奏の盛り上がりが凄い。このギターは癖になります。作者のAETAさんは「僕ラノセカイ」で知りましたが、当時はいわゆるVOCAROCKが少なかったこともあり、特にお気に入りの一曲でした。AETAさんの他のオヌヌメは「モノクロサテライト」「ASTRODiVER」。動画を製作しているンチャPも実はVOCALOIDで曲を作っていて、「CALL ME」がオヌヌメ。

他のプログラムについてとか

acknak名義で他にも2つのプログラムをうpしています。どちらも一種のジョークプログラムです。

MidareruPlayer

javascriptとaudioタグを使って.oggをブラウザ上でランダム再生するプログラムです。当然モダンブラウザ限定。HTML5のaudioタグの存在を知った瞬間に取り掛かって突貫工事。私の保有する1000曲以上のボカロ曲を、ネットさえ繋がればどこからでも再生できるようにしてくれた優秀な子です。まぁ、音楽サーバを使いたいだけなら、サーバーサイドで書かれたプログラムでも使ってろよって話ではありますが。

ポイントは.oggのタグ情報を取得している点。通常、audioタグは.oggのタグ情報を取得してくれません。どうやってがんばったかはコード参照。そのコードを見ていただければわかりますが、オブジェクト指向を意識した組み方になっています。おかげで読みやすいような読みにくいような不思議なコードに。関数とメソッドでここまで苦労することになるとは……。

AudioTester

卒論のための実験中、二重盲検法を試したくなって2時間くらいで書いたのがこれ。脆弱性のかたまりなので絶対に外部公開しないように。ヘッドホンさえ揃えればどのパソコンからでも準備無し・個体差無しに実験できるよう、ブラウザ上で動くように作っています。実際にはサウンドカードとかで個体差が出そうな気がしますが。

VOCALOID & UTAU (オヌヌメ100)

7年前にミクと出会って以来、何千曲と聞いてきた俺がついに悟った!

これは
単なる
天使だ
http://nico.ms/mylist/36087573