Pony 系モデルの画風めぐり(Dynamic Prompts 組み合わせ生成) - Zuntan03/EasySdxlWebUi GitHub Wiki

Dynamic Prompts の組み合わせ生成で、Pony 系モデルの画風をめぐります。
たくさんの画像を生成しますので、寝る前などに仕込むのがオススメです。

Pony 派生モデルを選ぶ

Pony Diffusion V6 XL は様々な表現ができるモデルですが、その分制御が難しくもあります。
求める画風に近い Pony 系マージモデルがあれば、そのモデルのほうが扱いやすい場合がままあります。

Civitai のモデル一覧Filter には Pony 系マージモデルのフィルタがありますので、これを元にマージモデルを探せます。

今回は Download/Model/ebara_pony.bat でダウンロードできる ebara_pony_1.bakedVAE.safetensors で画風めぐりをしてみます。
Download/Model/ebara_pony.bat をダブルクリックして、ebara_pony_1.bakedVAE をダウンロードしてください。

全種類の画風画像を生成

PonyXL Notes では Pony 系モデルで利用できる 3文字画風プロンプトが共有されており、これをワイルドカードにしたものが __pony/note_xxx_style__ です。
そのままプロンプトに __pony/note_xxx_style__ を入力するだけではランダムな画風が選択されますが、Dynamic Prompts の組み合わせ生成で全種類の画像を生成することができます。

プロンプト設定

  1. Stable DiffusionのcheckpointPony\ebara_pony_1.bakedVAE.safetensors を選択します。
  2. タグを選択 して Pony Diffusion V6 XL を選んでから、XXX スタイル をクリックします。
  3. 896x1152(サイズはお好みで)を 生成 左下の矢印ボタンで適用します。
  4. 同じように Lightning 設定2 を適用します。
  5. プロンプトとネガティブプロンプトが図のようになっていることを確認します。
    • __pony/note_xxx_style__ 以外のプロンプトは、生成したい画像にあわせてお好みに変更してください
      • 好みのプロンプトで画風を比較することで、印象が大きく変わりうります。

生成設定

一種類の画風につき一枚の画像生成では、シードの運に左右されてしまいます。
ですので今回は各画風に対してシードの異なる 3枚の画像を生成します。

  1. Dynamic Prompts組み合わせ生成 を有効にします。
  2. シードに 70000 などの 0 が連なる値を指定します。
    • シードは画像を生成するたびに 1 ずつ増えるため、700007000170002 …と増えていきます。
  3. パッチサイズDynamic Prompts組み合わせのバッチ3(2~4あたり) を設定します。
    • 気分的にあわせていますが、GPU の都合にあわせて パッチサイズ を変更しても問題ありません。

設定-画像/グリッド画像の保存-ファイル名のパターン でファイル名にプロンプトを含めるようにしておくと、画風プロンプトの確認が簡単になります。

もし、同一シードで各画風一枚ずつ画像を生成したい場合は、次のように変更します。
1シードずつの生成にはなりますがシードにより構図が揃っているため、画風を比較しやすくなります。

  1. Dynamic Prompts組み合わせのバッチ1 にします。
    • 通常の パッチサイズ は GPU に合わせて上げても問題ありません。
  2. 高度な設定固定シード を有効にします。
  3. シード にお好みの値を設定します。
    • シード を変えつつプロンプト入力欄で Shift + Enter 画像生成キューに積む、といったこともできます。

生成した画像をエクスプローラーの プレビュー ウィンドウ などで閲覧し、好みの画風を探します。

画風の混ぜ合わせ

  • 上記と同様の手順でプロンプトの __pony/note_xxx_style__(apo: 0.5), (__pony/note_xxx_style__: 0.5) と変更すると、混ぜ合わせた画風で画像を生成できます。
    • apo は好みの画風を指定し、0.5 の重みの配分は適時調整してください。
      • 画風のウェイト合計値が 1.0 を超えると、絵が壊れやすくなる印象があります。

おまけ

  • 生成時間は長くなりますが、高解像度補助 も併用できます。
    • 画風の確認が主目的ですので無難な設定に抑えておくのがおすすめです。
      • アップスケーラー: 4x-UltraSharp4x-AnimeSharp
      • アップスケール倍率: 1.5
      • ノイズ除去強度: 0.40.5
      • など
  • 生成時間は長くなりますが、ADetailer も併用できます。
    • full body などのプロンプトにより、顔の面積が小さくなる場合にご利用ください。
  • EasySdxlWebUi を利用していない場合は、設定-Dynamic PromptsDisable sorting of wildcards before processing. にチェックを入れてください。
    • ワイルドカードの上の行から順番に画像を生成できるようになります。