フィードバック型の更新アルゴリズム - YosukeSugiura/ActiveNoiseControl GitHub Wiki
ここではフィードバック型ANCシステムの制御法について説明する．
Filtered-X LMSアルゴリズムを用いた係数更新 [link]
Filtered-X LMS アルゴリズム
フィードバック型能動騒音制御における Filtered-X LMS アルゴリズムは，フィードフォワード型と同様に導出できる． フォードバック型 Filtered-X LMS アルゴリズムによる係数更新式は次式で表される．
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ここで は時刻 での 番目のフィルタ係数， は誤差信号， はフィルタード復元騒音を指す．
フィードバック型能動騒音制御は，内包するフィードバックループの機構により動作が非常に不安定である． 例えばインパルス騒音のように突発的に発生する騒音が到来すると，制御音が発散し，制御不能になるなどの問題がある． 発散を抑えるためには，更新ステップサイズ を小さく設定する等の対策が必要ではあるが，根本的な解決は難しい．
Filtered-X NLMS アルゴリズム [link]
Filtered-X LMS アルゴリズムと比較して，Filtered-X NLMS アルゴリズムは安定性の高い更新アルゴリズムである． フィードバック型 Filtered-X NLMS アルゴリズムの更新式は以下のとおりである．
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安定性が高いとはいえ，発散を完全に抑えることは難しく，更新ステップサイズパラメータ を適切に決定する必要がある．