2.2. IchigoJamから利用する - Tamakichi/IchigoMsg GitHub Wiki

IchigoJamから利用する

接続方法

1.IchigoMsg実装例IchigoJamとの接続を参照して下さい。

IchigoJamでの設定

1. IchigoJam上でUART 2 を実行して下さい。

IchigoJamから制御文字をIchigoMsgに送信しないための設定です。

2.IchigoMsgからの応答受信に関する設定

IchigoMsgのデフォルト設定ではIchigoJamへの応答送信のデータには先頭に'を付けて
IchigoJamにて実行されないようにしています。

この設定を変更している場合は、下記のコマンドを実行して下さい。
?:?"@SETOUT 2"
これにより、IchigoJamへの応答送信のデータには先頭に'を付加します。

また、応答を送信されたくない場合は、
?:?"@SETOUT 0"
を実行して下さい。

3.コード系の設定

IchigoMsgはメッセージ文の文字列の処理に対してUTF8(ユニコード)とIchigoJam asciiコードの
2種類に対応しています。
メッセージ文を正しく表示するにはこのコード系の切り替えが必要となります。
IchigoJamで利用する場合は、IchigoJam asciiコードを利用します。
次のコマンドを実行するか、
?:?"@SETCODE 1"
最初のメッセージ文の先頭に{I}を付加して下さい。
(4.のプログラム例の10行がその例です)

4.IchigoJam BASICからIchigoMsgにコマンドを送信する際の注意点

IcihoJam上の操作(LIST表示やプログラム入力)で画面に表示される文字データは
IchigoMsgにも随時送信されています。
このため、IchigoMsgが正しくコマンドを認識するために、
最初のコマンドを送信する前にキーバッファーのクリアと空行を送信して下さい。
プログラム例 の10行の**CLK:?**がその記述例です。

また、コマンドにより処理に時間がかかる場合があります。
この場合は次のコマンド送信まで十分時間を空けて下さい。
具体的にはWAITコマンドで時間待ちを行うか、IchigoMsgからの応答待ちを行って下さい。
プログラム例は応答待ちを行っている例です。
GOSUB @WT で応答待ちを行っています(INKEY() にて応答待ちをしています)。

プログラム例

  10 CLK:?:?"@?{I}{S5}{T50}  
  20 ?"@? Hello,IchigoJam.":GOSUB @WT   
  30 ?"@? I love {a255}Jam.":GOSUB @WT  
  40 END  
  50 @WT:IF!INKEY()GOTO @WT ELSE CLK:RTN  

5.IchigoJamから利用する際の制約事項

IchioMsgは日本語フォント(教育漢字+記号等の1710文字)を搭載しています。
メッセージ文にUTF8コードにて日本語を含む文字列を指定することで日本語表示を行うことが出来ます。
一方、IchigoJamは日本語表示環境には対応していないため日本語の入力を行うことが出来ません。

IchigoJamから日本語を含むメッセージを表示したい場合は、次の方法が考えられます。
・埋め込みコマンド{u文字コード}を利用する。
・パソコンでIchioMsgに日本語を含むメッセージを登録してIchigoJamで利用する。
・パソコン上で日本語を含むプログラムを作成し、IcigoJamに転送して実行する。
・パソコンからIchigoJamに接続し、ターミナルソフト(TeraTerm等)上でプログラムを作成する。