プロジェクトディレクトリ - Rickisthe1/CoilSnake-m2-basic GitHub Wiki

プロジェクトディレクトリ

まきへびドライを使用してEarthBoundのROMをデコンパイルすると、まきへびドライプロジェクトが作成されます。まきへびドライプロジェクトとは、コンピュータ上のディレクトリで、たくさんのフォルダやファイルが格納されているものです。ファイルは通常、YMLやPNGフォーマットです。

最初は、この膨大な設定項目が少し圧倒されるかもしれませんが、各ファイルは論理的に名前が付けられ、管理しやすいように配置されています。

各ファイルについては後の章で詳しく説明しますが、まずは全体を簡単に見てみましょう。

  • Project.snake ファイル - これがこのフォルダを単なる画像や意味不明なデータの集合体ではなくするものです。これにより、まきへびドライはリソースファイルの場所や、ROMタイプ(EarthBound)やそのプロジェクトに対応するまきへびドライのバージョン(1.0、1.1、2.0.3など)などのメタデータを把握します。このファイルを手動で編集する必要はありません。
  • .ymlファイル - これらは非常に多く存在し、その理由も納得です。これらには実際のゲーム設定が含まれており、例えばdont_care_names.ymlファイルには、EarthBoundのキャラクターの名前を選択する際の「名前にこだわらない」オプションなどが記載されています。これらのファイルは[YAML](http://yaml.org/)形式です。YAMLは非常に分かりやすい構文を持っていますが、もし分からないことに遭遇した場合は、オンラインの豊富なドキュメントを参考にできます。また、アドレスコード(例: 0x82ab$ef8543)も多く見られます。これらは実際にはデータのポインタと呼ばれ、EarthBoundが指定されたリソースをどこで探すべきかを示しています。
  • BattleBGs ディレクトリ - バトル中に引き伸ばされたり、変形したりするバトル背景のさまざまなタイプ。
  • BattleSprites ディレクトリ - バトル中に使用される敵キャラクターのスプライト。
  • ccscript ディレクトリ - コンパイルするためのすべてのCCScriptダイアログを格納する場所。
  • Fonts ディレクトリ - EarthBoundで使用されるフォント(Saturnianやズームフォントなど)。
  • Logos ディレクトリ - ゲーム開始時に表示されるロゴ。
  • SpriteGroups ディレクトリ - 世界マップ上でキャラクターをアニメーションさせるためのスプライト(NPC、プレイヤーキャラクター、敵キャラクターなど)。
  • Tilesets ディレクトリ と map_tiles.map - Tilesetsディレクトリ内のファイルにはマップタイルが含まれており、これらは手動で編集しないでください。同様に、map_tiles.mapも手動で編集すべきではなく、ゲーム内のロケーションに使用されるマップタイルを配置しています。
  • TownMaps ディレクトリ - プレイヤーが「タウンマップ」アイテムを使用したときに表示される小さな町のマップ。
  • WindowGraphics ディレクトリ - HUDを表示するためのさまざまなGUI要素や、プレイヤーが選択できる異なるウィンドウの色調。

ゲームを変更するには、既存のファイルを自分の好みに合わせて変更します。ただし現時点では、新しいファイルを追加する方法はありません(CCScriptファイルはccscriptディレクトリに配置すれば自動的に検出されます)。