ARG 842 - OkamotoMakoto/ARG GitHub Wiki
1998-07-11創刊 ISSN 1881-381X
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◆◇◆ ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) ◆◇◆
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Science, Internet, Computer and …
2020-03-22発行 ‡No.842‡ 4057部発行
-連載最終回「Library of the Yearはどこを評価してきたか」-
"Ask not what the net can do for you
-ask what you can do for the net."
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◇ 目次 ◇
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○LRG編集部から
-「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第34号刊行、特集は「条例からみる『図書館』」」
-LRGのFacebookページから
【「つながる図書館」や「場としての図書館」を謳う図書館は何館?】
【須賀川市民交流センター tetteが図書館建築賞に輝く】
【本日3/19(金)発売、LRG第34号は特集「条例からみる『図書館』」】
○連載『「対話」と「思考」のための図書館 〜人・ものがたり・社会をつなぐ〜』第42回(嶋田学)
○連載最終回「Library of the Year 想い巡り」第7回「Library of the Yearはどこを評価してきたか」(岡野裕行)
○特報「五十嵐太郎・李明喜編『日本の図書館建築-建築からプロジェクトへ』刊行」
○【毎週更新】各地のプロジェクトから
○イベントカレンダー
○活動の予定と報告
○編集日誌「リンクは自由である!」
○奥付
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◆ LRG編集部から ◆ - Science, Internet, Computer and …
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「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第34号刊行。特集は「条例からみる『図書館』」」
ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第34号が刊行されました。特集は「条例からみる『図書館』」です。史上初となる図書館設置条例の悉皆調査に基づく特集となっており、図書館職員はもとより、自治体職員や地方議会議員も必読の一冊です。
図書館職員の方々はぜひお知り合いの行政職員や地方議員にお勧めください。
・ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)第34号/2021年 冬号
https://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/next/
「つながる図書館」や「場としての図書館」を謳う図書館は何館?史上初の悉皆調査が明かす図書館条例の実態
ISBN 978-4-908515-33-0
ISSN 2187-4115
発行日 2021年3月19日
◆巻頭言
ときには量を追うということ 岡本真(arg)
◆特集 責任編集 岡本真
条例からみる「図書館」
◇全図書館条例調査に基づく主要な論点整理(稿) 岡本真
◇議員提案による墨田区立図書館条例修正の経験を振り返る
佐藤篤(墨田区議会議員)
◇資料編
◇司書名鑑vol.29
盛泰子(伊万里市議会議員)
◆連載
・島ではじめる未来の図書館 番外編 島それぞれの図書館(久米島)
田中輝美
・猪谷千香の図書館エスノグラフィー vol.15「うさぎのしっぽ」Q&A、
飼育の悩みに答え続けて20年「うさぎのいる生活」向上のため
猪谷千香
・伊藤大貴の視点・論点 第12回
条例が社会にイノベーションを生み出す時代がやってきた
伊藤大貴
・かたつむりは電子図書館の夢を見るか LRG 編 第17回
アンケートで住民ニーズは発見できない
連載内連載:アンケート調査再考(2)
佐藤翔
【連載マンガ】ここが変だよ地方行政 第8回
自治体の変化は条例改正から
小田理恵子
・アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)業務実績 定期報告
*
「LRGのFacebookページから」
ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)では2020年4月からFacebookページでの情報発信を強化しています。ぜひ、この機会にFacebookページもご覧ください。この1週間に発信した記事の一覧です。
・ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)Facebookページ
https://www.facebook.com/LRGjp/
【「つながる図書館」や「場としての図書館」を謳う図書館は何館?】
https://www.facebook.com/LRGjp/posts/3459387174165462
【須賀川市民交流センター tetteが図書館建築賞に輝く】
https://www.facebook.com/LRGjp/posts/3464494040321442
【本日3/19(金)発売、LRG第34号は特集「条例からみる『図書館』」】
https://www.facebook.com/LRGjp/posts/3464566160314230/
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◆ 連載 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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『「対話」と「思考」のための図書館 〜人・ものがたり・社会をつなぐ〜』第42回
嶋田学(奈良大学教授)
資料の「貸出し」だけではない、多様な役割を踏まえた機能を図書館は思考し、実装すべきである、という議論は2000年代の始めころからたびたび重ねられてきているのはご承知の通りである。
菅谷明子が2003年『未来をつくる図書館』(岩波新書)で、ニューヨーク公共図書館の科学産業ビジネス図書館(Science, Industry and Business Library: SIBL)を紹介したことに端を発するわが国での「ビジネス支援図書館サービス」*1や、アントネッラ・アンニョリの『知の広場―図書館と自由』(みすず書房)*2が出ると、知の交流拠点、広場としての図書館というあり方が模索された。
またわが国でも、「Library3.0」*3を提唱する元・県立長野図書館長の平賀研也が、極めてチャレンジャブルな図書館改革を行ってきた。
例えば、2019年4月にオープンした信州・学び創造ラボ)は、「『共知・共創』を掲げ、様々な人びとが自立的に多様なコミュニティを形成しながら自由な知的創造を楽しむことができる空間として多くの人びとの議論を経て作られた。開設後も継続的に運営を話し合い続けている『学びの自治』の空間」*4としてデザインされ、来館者とともに知の広場を創造しようとしている。
また、2020年3月に開設された「信州ナレッジスクエア(信州・知のポータル)」は、「『知の入口』としてのウェブサイト」*5を標榜し、アーカイブ、データベース、webから、信州を軸に情報を探索し活用するしくみとしても機能することを目指している。
平賀は、「図書館でやりたいと言っているのは、情報と情報、情報と人、人と人をもう一回つなぎ直そうということ」と語り、その思想を「実装」することに伊那市立図書館時代を含めて13年間奔走してきた。
こうした取り組みの中で「公共」というものの意味やあり方を改めて問うことが、わが国の公立図書館に今、一番求められていることではないかというのが、平賀の問題意識であろうと思う。
さて、平賀が「Library2.0」と評する『市民の図書館』から、さまざまな時代状況の変化を経た現代、情報と情報、情報と人、人と人を「もう一回つなぎ直そう」という現状認識に筆者も共感する。そこで、現在、多くの公共図書館で自明視されている利用者ニーズに応える資料提供ということについて改めて考えてみたい。
かつて、『市民の図書館』が、市民が読みたい本を徹底して提供するという「貸出しサービス」を重視したとき、そのような資料選択をすると図書館の書架は大衆的な資料ばかりになり、多様な分野の資料をバランスよく蔵書として構成することができないので、資料内容を吟味した上で選択するべきであるという「価値選択論」が主張された。
一方、たいして読まれもしない本を図書館員の自己満足としての棚づくりのために選んだのでは誰のための図書館か疑わしくなる、あくまで利用者のニーズに沿って選択すべし、という「要求選択論」という主張が対立することとなった。結局その論争は、両者を称揚するとされる「目的論的選書論」という考え方によって鎮静化した。
しかし、実際の公共図書館の蔵書構成を見ると、果たして「要求選択論」を優勢とするコレクションが「結果として」大勢を占めているように感じられる。レファレンスコレクションと言われる調べものの資料群を除いて、「参照されるだけでもいい」という考えでバランスされた蔵書構成を感じさせる公共図書館は、少数派ではないか、というのが全国の公共図書館を見ての筆者の感想である。
ここ数年「選書とコレクション構築」をテーマに職員研修を依頼され、各地の図書館員と対話をしてきてわかったことがある。毎週の選書会議で「これは、いい本なのだが……、出ない(貸し出されない)だろうな……」という嘆息と共に選択から外すという決断が毎週続くということだ。その結果として2000円未満の同じようなグレードの本が棚を埋めていないか、という「問い」に、多くの司書が頷いた。
しかし、限られた予算の中で、具体的に顕在しているニーズに合わせた資料を購入しつつ、「利用を喚起する」潜在的な要求を掘り起こすコレクションづくりにも資源をバランスすることは、簡単ではない。
第17条の無料原則は、理念としては経済的な理由で読書の自由から排除されないことを重視しており、背景として図書館は公共財の「非排除性」という性質を有している*6。
一方で、ニーズの強い資料に比重を置いて選択することは、文化資源でありながら出版産業の商材であることが宿命づけられている書籍の「市場性」に強く引きずられる。
広告宣伝が巧みな企画、あるいは話題の作家、トレンドとなっている事象を取り扱った資料にニーズが集中するのは必然であり、そうした市民の興味関心に応えることで公共図書館はその敷居を下げてきた。
しかし、一方で、資本主義という競争に組み込まれた市場性というものに引きずり込まれる形で、声の小さなニーズや、そもそも声になっていない知的好奇心は置き去りにされてきたのではないだろうか。
まったくもって「古い」議論をしているのだが、この課題は「公共性」という観点から客観的な議論がなされてきたとは言えない。
「貸出し」を重視するか否かといった矮小化された議論ではなく、「公共」図書館が提供すべき資料や情報は、何を目的として、その公的資源を配分すべきだろうか。・こういった公共政策の議論として、資料・情報提供論、図書館サービス論、教育文化施策論として、改めて「対話」をし、「思考」されなければならないだろう。
コロナ禍により、非来館サービスの脆弱性が指摘され、電子メディアへの移行が立ち遅れていることが明白になった今、公共図書館が市民に提供すべき「価値」とは何か、といった本質的な議論が求められている。
さらには、その議論を土台として「電子図書館」のタイトルの多様化をいかにして図るかを出版界と膝詰めで議論するとともに、公共貸与権の設計やその是非、あるいは出版産業や著作者の諸権利の補償についても検討されなければならないだろう。
重い腰を上げるタイミングが来ているのではないだろうか。
*1:そもそもの発端は、菅谷明子「進化するニューヨーク公共図書館」『中央公論』1999, vol. 114, no.8 p. 270-281.が契機。
*2:アントネッラ・アンニョリ『知の広場-図書館と自由』(みすず書房)2011.
*3:平賀研也「情報技術を基盤とした『Library3.0』の実装-『学びの自治』を可能にする『知のコモンズ』へ」『社会教育』2020年8月号(890号)
*4:前掲
*5:前掲
*6:公共経済学では、公共図書館は、「準公共財」(クラブ財)と位置づけられている。
[筆者の横顔]
嶋田学(しまだ・まなぶ)1987年大阪府豊中市立図書館、1998年滋賀県旧永源寺町図書館準備室、2005年から東近江市立図書館での勤務の傍ら、2009年同志社大学政策学部嘱託講師の兼業等を経て、2011年瀬戸内市の新図書館開設準備室長。2016年から瀬戸内市民図書館館長。2019年から現職。著書に『図書館・まち育て・デモクラシー -瀬戸内市民図書館で考えたこと-』(青弓社)、『図書館サービス概論』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)等。
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◆ 連載 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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「Library of the Year 想い巡り」(最終回)
岡野裕行(皇學館大学文学部国文学科)
2006年にはじまったLibrary of the Yearは、10周年となった2015年の時点で総括がなされ、2020年にいたるその後の5年間も活動が続けられてきた。本連載は、15年間にわたるLibrary of the Yearという取り組みが投げかけてきたものについて、再度の問い直しをするものである。
*
第7回「Library of the Yearはどこを評価してきたか」
■第二期LoYの受賞機関の確認
第二期LoYは、選考対象を「公立図書館、大学図書館、専門図書館、学校図書館、図書館団体、図書館関連企業など。※施設や機関の規模の大小は問いません。」としているように、さまざまな図書館の館種・団体・事業による活動を捉えようとすることに特徴がある。
第一期LoYの評価対象が、「1. 今後の公共図書館のあり方を示唆する先進的な活動を行なっている。」「2. 公立図書館に限らず、公開された図書館的活動をしている機関、団体、活動を対象とする。」というように、評価の中心に公立図書館が置かれていたことを考えると、第二期LoYにおいて明確に図書館の館種を併記したことの意義は大きい。
そのため、第二期LoYの当初(2016年と2017年)においては、第一次選考会の結果公表の際に、公共図書館、学校図書館、大学図書館、専門図書館、その他、というように候補機関を並べて掲載していた。
https://www.iri-net.org/loy/loy2016first/
https://www.iri-net.org/loy/loy2017first/
第二期LoYの5年間を振り返ったとき、どのような機関が第二次選考会まで残ってきただろうか。また、そのうちいくつの機関が優秀賞、ライブラリアンシップ賞、特別賞を受賞してきたのかを確認する。
■第二次選考対象となる機関一覧
以下、第二期LoYの第二次選考の対象となった機関名と、各年度の優秀賞、ライブラリアンシップ賞、特別賞の受賞機関を示す。
※機関名の後ろの◎印が大賞、◯印が優秀賞、☆印がライブラリアンシップ賞、★印が特別賞を意味する。
【Library of the Year 2016】
https://www.iri-net.org/loy/loy2016first/
A)公共図書館
(1)オガールプロジェクトと一体での紫波町図書館(岩手県) ◯
(2)津島市立図書館(愛知県)
(3)北摂アーカイブス(大阪:豊中市立図書館、箕面市立図書館)
(4)伊丹市立図書館ことば蔵(兵庫県) ◎
(5)READ&LEAD 地域の活性化と住民の幸せに貢献する鳥取県立図書館と県内図書館ネットワーク(鳥取県) ☆
(6)福智町立図書館・歴史資料館 ふくちのち(福岡県)
(7)大牟田市立図書館(福岡県)
(8)伊万里市民図書館と伊万里市民図書館友の会 図書館フレンズいまり(佐賀県) ☆
(9)指宿市立図書館(鹿児島県)
B)学校図書館
(10)東成瀬村読書振興(小学校図書館)(秋田県)
(11)東京学芸大学学校図書館運営専門委員会 ◯
(12)神奈川県立田奈高等学校図書館ぴっかりカフェ
C)大学図書館
(13)筑波大学「近未来図書館シリーズ」(筑波大学宇陀・松村研究室)
(14)立正大学古書資料館
(15)武庫川女子大学附属図書館
D)専門図書館
(16)公益財団法人 松竹大谷図書館
(17)大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー) ◯
(18)BIZCOLI
E)その他
(該当なし)
【Library of the Year 2017】
https://www.iri-net.org/loy/loy2017first/
A)公共図書館
(1)恩納村文化情報センター(沖縄県)
(2)瑞穂町図書館(東京都)
(3)千代田区立千代田図書館の「特徴あるコレクションの活用」事業(東京都)
(4)大阪市立図書館(大阪府) ◯
(5)秋田県立図書館
(6)日野町図書館(鳥取県)
(7)小山市立中央図書館(栃木県)
(8)瀬戸内市民図書館もみわ広場(岡山県) ◎
B)学校図書館
(9)埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会
(10)神奈川県立田奈高等学校図書館「ぴっかりカフェ」/神奈川県立大和東高校「BORDER CAFE」(NPO法人パノラマ)
C)大学図書館
(該当なし)
D)専門図書館
(11)大和学園キャリエールホテル旅行専門学校と京都栄養医療専門学校情報ライブラリー
(12)公益財団法人 松竹大谷図書館
(13)神奈川県資料室研究会 ☆
E)その他
(14)特定非営利活動法人 本と人とをつなぐ「そらまめの会」
(15)国立国会図書館 レファレンス協同データベース ☆
(16)ウィキペディアタウン(各地でウィキペディアタウンを企画実施したみなさんとこれをサポートしたウィキペディアンのみなさん) ◯
(17)バリューブックス
【Library of the Year 2018】
https://www.iri-net.org/loy/loy2018first/
A)公共図書館
(1)恩納村文化情報センター(沖縄県)
(2)甲州市立勝沼図書館(山梨県) ◎
(3)幕別町図書館(北海道)
(4)小山市立中央図書館(栃木県) ◯
B)学校図書館
(5)白山市立松任図書館・学校図書館支援センター(石川県) ☆
C)大学図書館
(6)帝京大学メディアライブラリーセンター
D)専門図書館
(7)国立がん研究センター
E)その他
(8)3.11オモイデアーカイブ ◯
(9)バリューブックス ◯
(10)ビジネス支援図書館推進協議会
(11)超高齢社会と図書館研究会
【Library of the Year 2019】
https://www.iri-net.org/loy/loy2019-primary-selection-result/
A)公共図書館
(1)札幌市図書・情報館(北海道) ◎
(2)恩納村文化情報センター(沖縄県) ◯
(3)県立長野図書館 ◯
(4)五所川原市立図書館(青森県)
(5)滝川市立図書館(北海道)
(6)生駒市図書館(奈良県)
(7)西ノ島町コミュニティ図書館「いかあ屋」(島根県)
B)学校図書館
(8)京都府立久美浜高等学校図書館 ◯
(9)埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会 ☆
C)大学図書館
(該当なし)
D)専門図書館
(10)エル・ライブラリー
(11)BIC Library
E)その他
(12)ビジネス支援図書館推進協議会 ☆
【Library of the Year 2020】
https://www.iri-net.org/loy/loy2020-first-result/
A)公共図書館
(1)安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ及び中核施設安城市図書情報館 ◯
(2)生駒市図書館 ◯
(3)愛媛県議会図書室
(4)須賀川市民交流センターtette ◯
(5)西ノ島町コミュニティ図書館「いかあ屋」
(6)都城市立図書館
B)学校図書館
(7)新潟市学校図書館支援センター ★
C)大学図書館
(該当なし)
D)専門図書館
(8)静岡県立こども病院図書室
E)その他
(9)saveMLAK ☆
(10)八戸ブックセンター
(11)一般社団法人北海道ブックシェアリング ☆
(12)みんなで翻刻 ◎
以上をまとめると、過去5年間で第二次選考会に選出された70機関(複数年にわたって選出されている機関もあるため一部に重複あり)のうち、29機関が何らかの賞を受賞していることになる(大賞5、優秀賞14、ライブラリアンシップ賞9、特別賞1)。
■第二次選考対象機関と受賞機関(年度別)
以上のデータをもとにして、さらに受賞機関数をまとめ直してみる。
【Library of the Year 2016】
第二次選考対象となったのは18機関(うち6機関が受賞)
A)公共図書館:9機関(うち4機関が受賞)
B)学校図書館:3機関(うち1機関が受賞)
C)大学図書館:3機関
D)専門図書館:3機関(うち1機関が受賞)
E)その他 0機関
【Library of the Year 2017】
第二次選考対象となったのは17機関(うち5機関が受賞)
A)公共図書館:8機関(うち2機関が受賞)
B)学校図書館:2機関
C)大学図書館:0機関
D)専門図書館:3機関(うち1機関が受賞)
E)その他 :4機関(うち2機関が受賞)
【Library of the Year 2018】
第二次選考対象となったのは11機関(うち5機関が受賞)
A)公共図書館:4機関(うち2機関が受賞)
B)学校図書館:1機関(うち1機関が受賞)
C)大学図書館:1機関
D)専門図書館:1機関
E)その他 :4機関(うち2機関が受賞)
【Library of the Year 2019】
第二次選考対象となったのは12機関(うち6機関が受賞)
A)公共図書館:7機関(うち3機関が受賞)
B)学校図書館:2機関(うち2機関が受賞)
C)大学図書館:0機関
D)専門図書館:2機関
E)その他 :1機関(うち1機関が受賞)
【Library of the Year 2020】
第二次選考対象となったのは12機関(うち7機関が受賞)
A)公共図書館:6機関(うち3機関が受賞)
B)学校図書館:1機関(うち1機関が受賞)
C)大学図書館:0機関
D)専門図書館:1機関
E)その他 :4機関(うち3機関が受賞)
【過去5年間の総計】
第二次選考対象となったのは70機関(うち29機関が受賞)
A)公共図書館:34機関のうち14機関
B)学校図書館: 9機関のうち5機関
C)大学図書館: 4機関のうち0機関
D)専門図書館:10機関のうち2機関
E)その他 :16機関のうち8機関
以上のようにまとめてみると、第二期LoYについて以下のことが指摘できる。
(1)第二期LoYの評価対象の館種に幅を持たせたこともあり、公共図書館、学校図書館、大学図書館、専門図書館のほか、図書館団体や図書館関連企業なども優秀賞受賞候補機関に名前が上がってくるようになった。
(2)何らかの賞を受賞した29機関のうち、公共図書館の受賞は約半数となる14機関となっている。賞の数が増えたこともあり、毎年2〜4機関の受賞が見られる。
(3)何らかの賞を受賞した29機関のうち、学校図書館の受賞は5機関となっている。その授賞理由からは、学校図書館の外部とのつながりが重視されている傾向が見て取れる。
(4)何らかの賞を受賞した29機関のうち、大学図書館の受賞は0機関となっている。現時点では賞を受賞するまでには至っていない。全体を見渡しても、大学図書館は受賞する以前に第二次選考会に残る機関数ももっとも数が少ない状況である。
大学生や教職員向けの教育・研究目的の性格が強いため、突き抜けた活動をしづらく、外部からそれらの取り組もが見えづらい傾向にあるものと思われる。
(5)何らかの賞を受賞した29機関のうち、専門図書館の受賞は2機関となっている。特にそれぞれの専門分野に特化した長年の活動が評価される傾向にある。
(6)何らかの賞を受賞した29機関のうち、その他の受賞は8機関となっている。ウェブサービス、協議会、古書店など、本や図書館の価値観を高めていくような活動が評価されている。また、Library of the Year 2016のときには、その他に該当する機関がなかったように、年度ごとに選出された機関数のばらつきも多い。
全体的な傾向として、第二次選考会に残る機関の数や受賞に至った機関の数は、いずれも公共図書館がもっとも高い数値(約半数)を占めている。とはいえ、選考基準を見直した第二期LoYの当初の狙いの通り、学校図書館、大学図書館、専門図書館についても、積極的に候補機関として名前が挙がってくるようになったことが見えてくる。
特に学校図書館の活動については、当該校の児童生徒や教職員などを対象としており、利用者が限られたものとなっている。また、ワンパーソンライブラリーとして職員が一人で業務にあたることが一般的である。そのため、外部からはその活動がなかなか見えづらい傾向にあるが、徐々に注目される機関が増えてきたことが確認できる。
■誤魔化さず、素直になろう
筆者は以前にLibrary of the Yearについて、次のように書いている。
https://www.slideshare.net/arg_editor/lrg13201512
+
受賞機関の関係者に公にしてもらいたいのは、「自分たちの取り組みがどこから影響を受けてきたのか」というような「良い」取り組みの系譜である。
+
Library of the Yearはこれまでの活動を評価するという性質上、候補機関からのアウトプットに注目せざるを得ない。しかし、周りから注目されるようなアウトプットをするためには、事前に何らかのインプットがなければならない。
インプットしてきた蓄積があってこそ、「良い」取り組みを行うことが可能となるはずである。良い図書館をつくるために、ひたすらインプットをし続け、考え抜いてきた時間があるだろう。だからこそ、私は「どこから影響を受けてきたのか」という情報を知りたい。各候補機関が何を吸収してきたのかを知っておきたい。
私たちは日々の暮らしのなかで、さまざまな知識を渇望している。私たちは知りたいという知的好奇心を持っている。それらを満たしてくれる存在が図書館である。図書館がより充実した活動を行うために、その取り組みを積極的に「良い図書館」と言っておきたい。そういう気持ちを伝えておきたい。
第一期LoYの委員長を務めた大串夏身氏は、Library of the Yearを総括する「図書館界に新しい風を:ライブラリー・オブ・ザ・イヤーの原点」という文章のなかで、以下のように述べている。
https://www.iri-net.org/loy/the-starting-point-of-loy/
+
当時(引用者注:2006年)、公共図書館には沈滞したムードがただよい、若い人たちが自由にモノを言えない。図書館の評価は貸出一辺倒の硬直したもので、こうした状況を変えたい―その合言葉「評価は、良いものは良いと言おう」というものだった。
本は、多様な内容を持っている。それは人々のさまざまな活動に生かされることによって新しい価値を社会に、個人にもたらす。図書館はそれをもたらすためにさまざまなサービスを展開しなくてはならない。図書館の評価はそうした社会個人との関係で行われるもので、その評価は多様なものでなくてはならない。
ひとつでも良いものがあれば、それを評価しよう。多様な評価と自由な議論を通して、来たるべき新しい社会にふさわしい図書館を考えよう。これがその合言葉にひめられた想いだ。
+
「良いものは良いと言おう」「好きならば好きだと言おう」。
Library of the Yearの原点はいまもって有効である。
あなたもぜひ、「誤魔化さず、素直になろう」。
あなたの口から発せられる「良い」というそのひと言が図書館の力となる。
その言葉はまるで魔法のように、いつか私たちの図書館をより良い方向につなげていくだろう。
■おわりに
2月15日から7回にわたって続けてきた本連載は、今回をもちまして終わります。これまでお読みいただきありがとうございました。次回のLibrary of the Year 2021もよろしくお願いします。
[筆者の横顔]
岡野裕行(おかの・ひろゆき)。皇學館大学文学部国文学科准教授。1977年、茨城県生まれ。2011年に伊勢に移り住み、伊勢うどんを好んで食するようになりました。
2015年からビブリオバトル普及委員会代表理事、2016年から伊勢河崎一箱古本市実行委員、2019年からNPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)Library of the Year 担当理事などを勤めています。
本や図書館について語り合うことのおもしろさについて考えたいと思っています。
Library of the Yearには、2011年から選考委員の一人として関わっています。選考委員としてのお役目のほか、Library of the Year 2011「東近江市立図書館」のプレゼンター、Library of the Year 2012「ビブリオバトル」のプレゼンター、Library of the Year 2016の審査員、Library of the Year 2020の進行役などを務めてきました。
Copyright OKANO Hiroyuki All Rights Reserved.
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◆ 特報 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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「五十嵐太郎・李明喜編『日本の図書館建築-建築からプロジェクトへ』刊行」
argの最高デザイン責任者(CDO)である李明喜が五十嵐太郎さん(東北大学)と共に編者を務めた『日本の図書館建築-建築からプロジェクトへ』(勉誠出版、2021年)が刊行されました。
・五十嵐太郎・李明喜編『日本の図書館建築-建築からプロジェクトへ』(勉誠出版、2021年、3500+税)
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101196
https://www.amazon.co.jp/dp/4585200746/
※Amazonは「通常1~2か月以内に発送」となっていますが、近日中にAmazonへの納品が完了し、発送が始まると思われます。
※ただし、保障はできないのでお急ぎの方は勉誠出版に直接ご注文ください。
■-戦後日本の公共図書館建築の歴史をたどる―
日本の公共図書館は、いわゆる「箱モノ」から、コミュニケーションなどを重視した「有機的なモノ」へと変化を遂げている。こうした変化はいつごろから見られるようになってきたのだろうか?
戦後間もない1950年代から、2020年代の現在まで、全国各地の特色ある公共図書館を紹介することで、図書館建築の歴史的流れを追った一冊。
【本書の特色】
・第1章から第3章では、全国各地にある公共図書館60館以上を選び、その建築における特色を紹介。掲載写真は館外・館内含め、すべてカラーで掲載(一部モノクロあり)。
・第4章では現在進行形で活躍中の若手建築家へのインタビューを掲載。公共図書館をどのように設計したかなど、建築家は図書館建築に対してどのように臨んでいるかを知ることができる。
・これまでに図書館の建築を扱った書籍はいくつか刊行されているが、1950年代から現在までの最新の流れを追ったものはなく、本書が初。
*
非常に重要な一冊です。ぜひ個人として購入、機関としての選書をお願いいたします。
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◆ 各地のプロジェクトから ◆ - Science, Internet, Computer and …
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アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)は日本各地で公共・民間施設の計画・整備に関する事業に携わっています。
現在、関係している事業のうち、情報公開が可能なプロジェクトについて、日本各地での現状を随時お知らせしていきます。なお、弊社の売上が税金に由来する案件は原則的に受託の事実や事業の内容を公共コミュニケーションの一環として、ここで公開していきます。
【東川町】(北海道)今回で終了
東川町複合交流施設せんとぴゅあII図書機能運営スタッフサービスデザイン研修に関する委託業務
2018年1月の「複合を融合にするために-東川町写真文化首都創生館オープンに向けた助言」をきっかけに実現した本研修でしたが、先日のワークショップで業務を完了しました。コロナの影響で、部分的にオンライン開催となりましたが、オンラインということでのコミュニケーションの問題はほとんどなかったと思います。
我々の支援はここまでですが、ワークショップの経験を活かして、立場を超えたコミュニケーションが続いていくことを願います。次に東川町を訪れたときに、せんとぴゅあIIがどのように変わっているのか。いまからそれが楽しみです!(李)
・東川町
https://town.higashikawa.hokkaido.jp/
・東川町複合交流施設せんとぴゅあII図書機能運営スタッフサービスデザイン研修に関する委託業務を受託
https://arg-corp.jp/2020/06/16/higashikawa/
【黒石市】(青森県)
黒石市立図書館整備設計業務
黒石市のサイトに黒石公民館と黒石市スポーツ交流センターの駐車場が閉鎖になるお知らせが出ました。まもなく工事が始まるためです。本当にいよいよ工事が始まります。(岡本)
・黒石市 – 黒石市立黒石公民館および黒石市スポーツ交流センターの駐車場について
http://www.city.kuroishi.aomori.jp/news/shisei/2021-kurokou-chyusyazyou.html
・黒石市 – 黒石市立図書館整備について
http://www.city.kuroishi.aomori.jp/shisei/keikaku/shiritsu-toshokan.html
・黒石市立図書館整備設計業務プロポーザル(公募型)で最優秀者に選定(協力会社として参画)
https://arg-corp.jp/2020/07/08/kuroishi/
【富谷市】(宮城県)
富谷市民図書館整備資金調達、管理運営計画策定及び設計プロセス策定支援業務
管理運営計画の策定も大詰めです。今年度の改訂のほぼ最終段階に入ってきています。富谷市サイドから回ってきた原案資料を慎重に読み進め、気づいた点をまとめています。(岡本)
・富谷市 – 2022年度開館予定!富谷市初の図書館へようこそ
https://www.tomiya-city.miyagi.jp/site/public-library/
・富谷市民図書館整備資金調達、管理運営計画策定及び設計プロセス策定支援業務を継続受託
https://arg-corp.jp/2020/07/27/tomiya-11/
【益子町】(栃木県)
益子町図書館整備・運営総合アドバイザリー委託業務
3回目の検討委員会が開催され、今回は現地参加してきました。委員の人数が多いので、グループワーク形式として、その実施を担当しました。この日は委員会の前に学校図書館の職員の方々と懇談する時間も持てました。
じっくりとこの地域に向き合い、この地域で過ごす時間をつくっていきます。(岡本)
・益子町 – 第2期益子町子どもの読書活動推進計画報告会×益子町図書講演会
http://www.town.mashiko.tochigi.jp/page/page002984.html
・益子町図書館整備・運営総合アドバイザリー委託業務を受託
https://arg-corp.jp/2020/11/07/mashiko/
・益子町 – 益子町図書館基本構想検討報告書
http://www.town.mashiko.tochigi.jp/page/page002567.html
【瑞穂町】(東京都)
瑞穂町図書館配架等支援業務
次年度実施する町民ワークショップの計画を検討しています。次年度はワークショップとあわせて工事現場の見学も実施したいと考えています。
町民のみなさんと実際に現場を見ることで、どのような空間になるかイメージを具体化していきたいと思っています。コロナの影響で 私自身も なかなか現地にうかがえていないので、早く現場を見てみたいです。(小林)
・瑞穂町図書館
https://www.library.mizuho.tokyo.jp/
・瑞穂町 – 瑞穂町図書館配架等支援業務委託の公募型プロポーザルの結果について
http://www.town.mizuho.tokyo.jp/jigyousya/001/003/p007778.html
瑞穂町図書館配架等支援業務委託の公募型プロポーザルで委託候補者に決定
https://arg-corp.jp/2020/12/02/mizuho-2/
【鎌倉市】(神奈川県)
鎌倉市本庁舎等整備基本計画・現在地利活用基本構想策定支援等業務
3月20日(土)、市民対話ワークショップの第1回を開催しました。当初の予定通り、第1回と第2回はオンラインでの実施となります(第3回以降は現地集合で実施する予定)。今回、全体とグループワークのファシリテーションを両方やったのですが、この2つを両立するのはそんなに難しくはないです。
しかし、この日はさらに、オンラインとオフライン(事務局対応)の両立という課題もありました。これが、けっこう難しかったですね。個人的に反省する点が多々あります。参加していただいた市民のみなさんは、とても前向きでしたので、次回はよりスムーズなファシリテーションを行い、「ともに考え、ともに創る」ワークショップを目指したいと思います!(李)
・鎌倉市 – 本庁舎整備に向けた取組 – 鎌倉市本庁舎等整備市民対話(令和2~3年度)
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/chousya-seibi/hontyosya-taiwa2.html
・鎌倉市 – 本庁舎整備に向けた取組
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/chousya-seibi/hontyosya-torikumi.html
・鎌倉市 – 公共施設再編の取組
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/facility/facility.html
・鎌倉市本庁舎等整備基本計画・現在地利活用基本構想策定支援等業務委託公募型プロポーザルで最優秀提案者に選定
https://arg-corp.jp/2020/02/18/kamakura/
【小千谷市】(新潟県)
旧小千谷総合病院跡地整備事業官民連携支援業務
図書館等複合施設設計業務 公募型プロポーザルの結果が、本日提案者に通知される予定です。一次審査も含めてですが、どの提案も非常に時間をかけて検討を重ねられたものであったため提案者も結果を心待ちにされていることかと思います。
最終的に事業者は一者に決まりますが、ここまで関わられたすべての方の期待を背負い、プロジェクト一丸となって更なる検討を進めていく必要があります。(有尾)
・小千谷市 – 旧小千谷総合病院跡地整備事業 図書館等複合施設設計業務 公募型プロポーザル
https://www.city.ojiya.niigata.jp/soshiki/kensetsu/atochi-1-1.html
・Instagram – 小千谷リビングラボ(仮称)
https://www.instagram.com/ojiya_livinglab/
・旧小千谷総合病院跡地整備事業官民連携支援業務公募型プロポーザルで受託者として選定
https://arg-corp.jp/2020/07/30/ojiya/
【真庭市】(岡山県)
真庭市図書館基本計画策定支援業務
策定委員会も無事に終了し、基本計画の最終版の調整に入りました。これまでの検討の経緯と結果を市民のみなさんにわかりやすく届けられるよう、細かな確認作業が進められています。(下吹越)
・真庭市立図書館
http://lib.city.maniwa.lg.jp/
・真庭市 – あたらしい図書館基本計画を策定中です
https://www.city.maniwa.lg.jp/soshiki/53/36529.html
・真庭市図書館基本計画策定支援業務を受託
https://arg-corp.jp/2020/07/31/maniwa/
【智頭町】(鳥取県)
新智頭図書館設計業務内ワークショップ支援業務
記録冊子の制作を進めていく中で、智頭町の重ねてきたものの重さをあらためて感じています。約3年間、支援を行ってきて、そんなことはワークショップ等を通じて何度も思ってきたはずなのに、思っていたより、もっとずっと深くて重いのです。
インタビューで、町民のみなさん一人ひとりのお話をうかがって、そんなことを思っています。3月末、久々に智頭に行く予定です。町の少し変わって見えるかもしれません。(李)
・智頭町立ちづ図書館
http://www1.town.chizu.tottori.jp/library/
・智頭町立智頭図書館Facebookページ
https://www.facebook.com/chizulibrary/
・新智頭図書館設計業務内ワークショップ支援業務を受託
https://arg-corp.jp/2019/07/18/chizu-5/
【宇部市】(山口県)
宇部市立図書館リニューアル基本構想策定業務
完成した基本構想の素案の確認作業が進められています。いよいよ本プロジェクトもいったんの区切りが近づいてきました。どこか寂しい気持ちもありますが、最後までしっかりと努めていきます。(下吹越)
・宇部市 – 宇部市立図書館リニューアル市民委員会
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/toshokan/riyouannai/rinyuarushiminkaigi.html
・宇部市 – 宇部市立図書館リニューアル基本構想策定業務公募型プロポーザルの選定結果
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/toshokan/riyouannai/senteikeka.html
・宇部市立図書館リニューアル基本構想策定業務公募型プロポーザルで受託候補者に選定
https://arg-corp.jp/2020/07/10/ube/
【美祢市】(山口県)
美祢市立図書館基本構想策定業務
ちょっと仕事が小康状態なので、あらためて美祢市のサイトをくまなく見て回っています。もともと、ヤフーでの仕事の前半はサイトを見るサーファーという仕事でしたので、こういうのは結構好きです。そしてあれこれと発見があるのです。(岡本)
・美祢市 – 美祢市立図書館基本構想策定業務公募型プロポーザルの選定結果
https://www2.city.mine.lg.jp/soshiki/kyoiku/shogaigakushu/4657.html
・美祢市立図書館基本構想策定業務公募型プロポーザルで受託候補者に選定(協力会社として参画)
https://arg-corp.jp/2020/08/28/mine/
【四万十町】(高知県)
四万十町文化的施設整備総合アドバイザリー委託業務
サービス計画を検討する図書館・美術館職員のみなさんとの今年度最後の会議を実施しました。サービス計画は来年度までかけて検討していくので、今年度の時点では骨子や方向性を詰めてきている状態です。これを具体的なかたちにしていくためにさらに議論が必要です。(有尾)
・四万十町 – 「四万十町文化的施設」の整備に向けて
https://www.town.shimanto.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=8767
・四万十町文化的施設整備総合アドバイザリー委託業務を受託
https://arg-corp.jp/2020/06/02/shimanto-town-4/
*
【最近の仕事】
『ライブラリー・リソース・ガイド』(LRG)第34号(特集「条例からみる『図書館』」)を刊行
https://arg-corp.jp/2021/03/19/lrg-21/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/3869907099721550
須賀川市民交流センター tetteが第36回図書館建築賞を受賞
https://arg-corp.jp/2021/03/16/sukagawa-14/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/3855718237807103/
CDO・李明喜共編著『日本の図書館建築-建築からプロジェクトへ』刊行
https://arg-corp.jp/2021/03/10/publishing-7/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/3842180152494245
なお、上記以外にもこれまで計画・整備に関わった施設のアフターケアや、これから計画・整備を予定している自治体や設計事務所等のご相談に対応しています。ご関心のある方は、下記までお気軽にご連絡ください。
ただし、「情報交換」を名目とした一方的な情報収集等には対応しません。お打ち合わせの打診に際しては、具体的な相談内容が明らかにされない場合は対応をお断りすることがあります。
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◆ イベントカレンダー ◆ - Science, Internet, Computer and …
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◆編集者独断によるオススメ
◇通常掲載
◆2020-04-03(Sat):
日本図書館研究会 情報組織化研究グループ 2021年4月月例研究会「アーカイブズ組織化の新国際概念モデルRiCと図書館目録のマッピング 典拠データから考える」(谷合佳代子)
オンライン開催
http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#202104
◇2020-04-07(Wed)~2020-04-09(Fri):
第5回 AI・人工知能EXPO【春】
(於・東京都/東京ビッグサイト)
https://www.ai-expo.jp/
◇2020-04-24(Sat):
日本アーカイブズ学会2021年度大会講演会「公文書管理法の10年-何が変わって何が変わらなかったのか」(三木由希子)
オンライン開催
http://www.jsas.info/?cat=5
◇2020-04-24(Sat)~2020-04-25(Sun):
日本アーカイブズ学会2021年度大会自由論題研究発表会・大会企画研究会
大会企画研究会
http://www.jsas.info/?cat=5
※新型コロナウィルス感染症の流行により、イベントの中止・延期やオンライン開催への移行が頻発しています。本欄掲載情報も入念に確認していますが、参加にあたっては必ずご自身で開催の有無等をご確認ください。
これ以前以後のイベント情報は下記をご覧ください。
http://www.arg.ne.jp/calendar
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◆ 活動の予定と報告 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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<凡例>
◆新規、もしくは更新あり
◇既掲載、変更なし
◇2021-04-18(Sun):
BLUE CLASS KOBEトークライブ「空色のコミュニティデザイン~オープンな対話の育み方~」(岡本真)
(於・兵庫県/メリケンパーク)
https://note.com/blueclass/n/n3416127e9b14
代表の岡本が三浦一郎さん(姫路市立手柄小学校教諭)、丸毛幸太郎さん(コミュニティ・デザイナー / ファシリテーター)と語らいます。
◇2021-05-10(Mon):
INFOSTA 研修会・セミナー「これからのインフォプロに求められるスキルセットとマインドセット」(岡本真)
https://www.infosta.or.jp/seminars/semi210510/
「LRG誌『司書名鑑』にみる新時代のインフォプロ像」と題して話題提供し、鼎談します。
講義・講演のご依頼をお考えの方、お気軽にご相談ください。
弊社の場合、1)早い者勝ち、2)地方優先だけがルールです。
法人としての活動は、
http://arg-corp.jp/
https://www.facebook.com/ARGjp
をご参照ください。業務発注、歓迎です。各種ご相談に対応いたします。
◇最近の主要業務:
1.公共施設・商業施設の新設・リニューアル・運営等の計画策定支援
2.ウェブ技術を中心とした産官学民連携のコーディネート
3.共同オフィス・シェアハウス等のコミュニティー空間の創造
4.ウェブコンサルティングや専門的調査の実施代行
5.ワークショップ等によるアイデア発想・知識創造の支援
なお、本2020年度も総務省の地域情報化アドバイザーの委嘱を受けています。
・地域情報化アドバイザー派遣制度(ICT人材派遣制度)
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/manager.html
総務省委嘱「地域情報化アドバイザー」を弊社代表の岡本真が拝命、派遣申請の受付も開始
https://arg-corp.jp/2020/04/20/soumu-15/
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/2946911492021120/
また、
・地域情報化アドバイザー派遣 過年度優良事例
https://www.applic.or.jp/suemn15lane9s8rn5
に2018年度の優良事例が紹介されています。紹介されている7事例のうち、
◇オープンデータ(デジタルアーカイブ・図書館・地域情報発信)
・大阪市立中央図書館(大阪府)
・津山市立図書館(岡山県)
の2つは岡本が助言を行った事例となりますので、ご参照ください。
~<弊社編集媒体>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~図書館の未来がわかる、新しいライブラリーマガジン~
ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)(編集・発行:arg)
http://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/
https://www.facebook.com/LRGjp
https://twitter.com/LRGjp
~図書館や教育関係者に向けた新しいニュース紹介メディア~
リブラボ、更新中
https://www.facebook.com/LibLabo/
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◆ 編集日誌 ◆ - Science, Internet, Computer and …
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「リンクは自由である!」
・ウェブページのリンクおよびその他の利用について
https://www2.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/webpolicy.html
という文書を読んだことはあるでしょうか。もし初見であったり、未読であったら、まずは上記のリンク先をご一読・ご熟読ください。
これは後藤斉さん(東北大学)のお仕事で、本誌ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)も大いに影響を受けています。私がこの文書を初めて読んだのは、本誌を創刊した1998年のことだと思います。この文書は本誌に再録させていただいたこともあります。
後藤さんの専門は言語学ですが、論理的な思考を徹底すると、専門外のことであっても人はすばらしい知見を発揮できるのだということを痛感しました。この文書は日本のウェブ空間の初期において、リンクというウェブの大原則を的確に整理した歴史的文書です。
いまあらためてこの話を書いているのは、後藤さんが今年度で東北大学を退職されるからです。
・東北大学 大学院文学研究科/文学部 言語学研究室 – 後藤斉教授のご退職にあたって
http://skiyama.com/GotHit
私自身、後藤さんには久しくお目にかかっておらず、ご退職の話もごく最近知ったのですが、後藤さんの事績はここであらためて記しておくべきと思った次第です。
当然、後藤さんはまだご活躍されると思いますが、ウェブの世界に最初の井戸の1つを掘った方であり、この時点でこの話を書き留めておきたいと思います。
岡本真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長
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ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)[ARG-842]2021年03月22日(週刊)
【発行者】アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)
【編集者】岡本 真:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集部
【発行地】〒231-0012 横浜市中区相生町3-61泰生ビル さくらWORKS<関内>407
【 ISSN 】1881-381X
【E-Mail】info [&] arg-corp.jp [&] を@に置き換えてください。
【サイト】http://www.arg.ne.jp/ (メルマガ)
http://arg-corp.jp/ (コーポレート)
【Facebook】https://www.facebook.com/arg.ne.jp/ (メルマガ)
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