MS_ReferenceArchitecture - NetDevInfraWGinOSSConsortium/NetDevInfraWiki GitHub Wiki

参照アーキテクチャ

概要

参照アーキテクチャとは、

特段、新しいものではなく、

「新しいシステムを構築する際の最初の出発点を提供するモノ」

らしい(クラウド時代で再燃)。

補足(なぜクラウド時代に再燃したのか): 原典の「再燃」という表現は的確で、
参照アーキテクチャ自体は 2000 年代から存在する概念である。
クラウドで価値が上がった理由は次の 2 点にある。

  1. 選択肢が爆発的に増えた
    「Web アプリを作る」だけでも、App Service / Functions /
    Container Apps / AKS / VM と選択肢があり、
    さらに認証・データ・監視・ネットワークの組合せが掛け算になる。
    白紙から選ぶのは現実的でない。
  2. 構成がコードとして配布できるようになった
    従来の参照アーキテクチャは図と文書だったが、
    現在は **IaC テンプレート(Bicep / ARM / Terraform)**が
    付属しており、そのままデプロイして動かせる
    「読む資料」から「動かす出発点」に変わった点が本質的な違いである。

ただし、参照アーキテクチャはそのまま本番に使うものではない。
Azure Well-Architected Framework
観点で自システムの要件(可用性・コスト・規制)に照らし、
削る/足す判断をするための起点である。

詳細

参考

Microsoft Docs

2020/03/20 時点で、以下のような、参照アーキテクチャを確認。

Application

  • 基本的な Web アプリケーション
  • Azure を使用した基本的なエンタープライズ統合

Network

  • オンプレミス ネットワークを Azure に接続するためのソリューション
  • VPN を使用して Azure に接続されたオンプレミス ネットワーク
  • Azure ExpressRouteを使用した Azure へのオンプレミス ネットワークの接続
  • 仮想ネットワーク ピアリングと VPN ゲートウェイのいずれかを選択
  • ハイブリッド VPN 接続のトラブルシューティング
  • 高可用性のネットワーク仮想アプライアンスをデプロイする
  • Azure のハブスポーク ネットワーク トポロジ
  • ハブスポーク ネットワーク トポロジを実装する
  • セキュリティ保護されたハイブリッド ネットワーク アーキテクチャの実装

IaaS

  • Azure での Windows VM の実行
  • Azure での Linux VM の実行
  • イベントベースのクラウド オートメーション

PaaS / FaaS

  • サーバーレス Web アプリケーション
  • Azure Functions を使用したサーバーレスなイベント処理
  • Azure Service Fabric でのマイクロサービス アーキテクチャ
  • Azure Kubernetes Service (AKS) 上のマイクロサービス アーキテクチャ

SaaS

  • Azure での AD DS リソース フォレストの作成

高可用性

  • スケーラブルな Web アプリケーション
  • Azure での Web アプリケーションの監視
  • 可用性の高い複数リージョンの Web アプリケーション
  • 高可用性のためのマルチリージョン n 層アプリケーション
  • メッセージ キューとイベントを使用したエンタープライズ統合

ビッグデータ

  • Azure IoT 参照アーキテクチャ
  • Azure Databricks によるストリーム処理
  • Azure Stream Analytics によるストリーム処理
  • Azure Databricks での Spark モデルのバッチ スコアリング
  • Apache Cassandra を使用する N 層アプリケーション

BI関連

  • エンタープライズ ビジネス インテリジェンス
  • 自動化されたエンタープライズ ビジネス インテリジェンス (BI)

AI関連

  • エンタープライズ グレードの会話型ボットの作成
  • Azure 上でリアルタイム レコメンデーション API を構築する
  • Azure での Python scikit-learn モデルおよびディープ ラーニング モデルのトレーニング
  • Azure Machine Learning を使用した Python モデル用の MLOps
  • Azure でのディープ ラーニング モデルの分散トレーニング
  • Azure での Python モデルのバッチ スコアリング
  • Python モデルのリアルタイム スコアリング
  • ディープ ラーニング モデル用のバッチ スコアリング
  • Azure での R モデルのバッチ スコアリング
  • R 機械学習モデルを使用したリアルタイム スコアリング

その他のサーバ製品

  • SQL Server を使用した Windows N 層アプリケーション
  • オンプレミスの
    • AD DS を Azure に拡張する
    • AD FS を Azure に拡張する
    • Active Directory と Azure の統合
    • AD DS と Azure AD を統合する
  • Azure での高可用性 SharePoint Server 2016 ファームの実行
  • SAP
    • Azure における Linux Virtual Machines の SAP S/4HANA
    • SAP HANA on Azure Large Instances を実行する
    • AnyDB 向けの SAP NetWeaver (Windows) を Azure VM にデプロイする

補足(最新化:この一覧は 2020 年時点のスナップショット): 本文が明記しているとおり
上記は 2020/03/20 時点の一覧であり、現在は大きく増えている。
特に、この間に主流になった以下の領域は
上記一覧には含まれていない。

領域 現在の主な参照アーキテクチャ
コンテナ AKS ベースライン、Azure Container Apps
ゼロ トラスト/ID Microsoft Entra ID 中心の構成、Private Link 前提の閉域構成
生成 AI Azure OpenAI ベースライン、RAG(検索拡張生成)構成
データ基盤 Microsoft Fabric、Azure Synapse を中心とした分析基盤
ランディング ゾーン Cloud Adoption Framework の企業向け基盤構成

また、参照先の URL も
docs.microsoft.com から learn.microsoft.com に移行している
(旧 URL からはリダイレクトされる)。

一覧そのものより、
**「まず Azure Architecture Center を見て、
近いものを出発点にする」**という手順の方が普遍的な情報である。


Tags: 移行, アーキテクチャ, クラウド系開発

⚠️ **GitHub.com Fallback** ⚠️