MS_NetBIOS - NetDevInfraWGinOSSConsortium/NetDevInfraWiki GitHub Wiki

NetBIOS

抂芁

  • IBMずMicrosoft瀟が共同開発した、NetBIOSのAPIを持぀、LAN Manager向けプロトコル。
  • OSI参照モデルの第5局・第4局のネットワヌク サヌビスから䜿甚される。
  • 叀いネットワヌクAPIだが、互換性のために珟圚も残されおいる。

補足最新化: NetBIOS over TCP/IPNBTず、その名前解決に䜿う WINS は、 珟圚の Windows では既定で無効化・非掚奚の方向にある 名前解決は DNS、ファむル共有は SMB direct hosting = 445/tcp が暙準。 Windows 11 24H2 以降では NBT / WINS ぞの䟝存を枛らす構成が掚奚されおいる。 本ペヌゞは、レガシヌ環境の理解のための蚘述ずしお残す。

OSI参照モデルの察応衚

  • NBTずNetBEUIはお互いに通信できない。
  • 叀いネットワヌク環境ではNetBEUI、IPX/SPXNWLinkなどを組み合わせお䜿うこずもある。

OSI参照モデルの察応衚

呌称

プロトコル

  • NetBEUIず呌ぶ。
  • ただし、NetBEUI は、本来はAPI
  • プロトコルを指す堎合、正確にはNBF(NetBEUI Frame Protocol)

API

NetBIOSず呌ぶ。

特城

  • 管理の手間も少なくお枈む。
    • 事前に各ノヌドにナニヌクなアドレスを割り付けおおく必芁がない自己調敎型
    • 各ノヌドにNetBIOS名を付けおおくず
      名前解決のためのNetBIOS名のブロヌドキャストで自動的にお互いを識別し通信する。
  • プロトコルの仕様も軜くむヌサネット内での通信プロトコルずしおは、性胜が優れおいる。

ルヌティング胜力を持たない

ただし、ルヌティング胜力を持たないので、以䞋のような問題を持぀。

  • ネットワヌク分割ができない。
    • 倧芏暡なネットワヌクを構築できない。
    • 名前解決のためのNetBIOS名のブロヌドキャストを倚甚するので、ネットワヌクが飜和しやすい。

むヌサネット限定のプロトコル

MACアドレスのみを䜿甚しお通信する
IPネットワヌクに察応しないむヌサネット限定のプロトコル。

  • 単䞀のネットワヌクに限定される。
  • IPネットワヌクの䞀般化により特別な甚途を陀いお利甚されなくなった。

デヌタグラム サヌビスずセッション サヌビス

たたNetBIOSでは、

  • 「デヌタグラム型通信」をデヌタグラム サヌビス
  • 「コネクション指向の通信」をセッション サヌビス

ず呌ぶ。

デヌタグラム サヌビス

  • デヌタグラム サヌビスにUDPポヌトの138番を䜿甚する。
  • ネットワヌク コンピュヌタの䞀芧を埗る「ブラりゞング機胜」などに䜿甚される。

セッション サヌビス

  • セッション サヌビスにTCPポヌトの139番を䜿甚する。
  • 「ファむル・プリンタ共有サヌビス」などに䜿甚される。

補足: NBT が䜿うポヌトは、名前サヌビス 137/udp、 デヌタグラム サヌビス 138/udp、セッション サヌビス 139/tcp の3぀。

NBTプロトコルNetBIOS over TCP/IP

IPネットワヌクに察応

珟圚のIPネットワヌクではルヌティング機胜のある
TCP/IPプロトコルを䜿甚するNBTプロトコルを䜿甚しおいる。

  • このため、内郚的にIPアドレスを䜿甚しおいる。
  • 耇数のネットワヌクをサポヌトする。

名前解決サヌビス

NBTの名前解決サヌビスは、むヌサネット䞊の各ノヌド䞊で動䜜しおいる。

Windowsぞの実装

  • Windows NT 3.1で初めおNBTが実装された。
  • Windows NTではNetBEUIが暙準的なプロトコルであったが、
  • Windows 2000からはNBTが暙準的になり、NetBEUIは補助的なプロトコルずなった。

NBTの状況確認nbtstatコマンド

NBTの状態確認には、「nbtstat」コマンドを䜿甚できる。

nbtstat [ [-a RemoteName] [-A IP address] [-c] [-n] [-r] [-R] [-RR] [-s] [-S] [interval] ]

-r   NetBIOSの名前解決統蚈情報の䞀芧を衚瀺する。

-n   ロヌカル マシンのNetBIOS名テヌブルを衚瀺する。
-a   リモヌトマシン名で、リモヌト マシンのNetBIOS名テヌブルを衚瀺する。
-A   IPアドレスで、リモヌト マシンのNetBIOS名テヌブルを衚瀺する。

-c   ネヌム テヌブルのキャッシュを参照する。
-R   ネヌム テヌブルのキャッシュをクリアする。

-S   セッション䞭のリモヌトホストの、IPアドレスのリスト
-s   セッション䞭のリモヌトホストの、NetBIOS名のリスト

-RR  WINSに登録したNetBIOS名の情報を曎新する。

RemoteName   リモヌト ホスト名
IP address   IPアドレス
interval     送信秒間隔。CtrlCを抌しお停止する。

オプション

  • 「-r」オプション
    • 「NetBIOSの名前解決統蚈情報」が衚瀺される。
    • これは、NetBIOSのブロヌドキャスト・WINSサヌバによる名前解決回数の統蚈積算倀。
  • 「-n」・「-a」オプション
    • ロヌカルたたはリモヌトの「NetBIOS名テヌブル」が衚瀺される。
    • このテヌブル぀を利甚しお名前解決できるわけではない。
      NetBIOSのブロヌドキャスト・WINSサヌバなどを利甚しお名前解決されるので泚意する。
  • 「-c」オプション
    • NetBIOS名のキャッシュが参照できる。
    • キャッシュにあるNetBIOS名に関しおは、
      NetBIOSのブロヌドキャスト・WINSサヌバなどを利甚しないで名前解決される。

ブラりゞング機胜

WWWブラりザずは関係ないので泚意する。

機胜抂芁

  • Windowsネットワヌクの䞭でも難解な技術の䞀぀で、
    Windowsネットワヌクを理解する䞊で非垞に重芁になる機胜。
  • 簡単に蚀えばコンピュヌタの䞀芧を保持する「ブラりズ リスト」を䜜成し、
    クラむアントからの芁求に察しおその内容を提䟛する機胜。
  • 「ブラりゞング機胜」は、名前解決機胜ではなく、
    名前解決のためのNetBIOS名のブロヌドキャストでネットワヌクが飜和しないように、
    「ブラりズ リスト」を䞀元的に䜜成・維持・管理するだけのものである。

補足最新化: Computer Browser サヌビスは Windows 10 1709 以降で削陀されおおり、 「ネットワヌク」に衚瀺されるコンピュヌタ䞀芧は WS-DiscoveryWSDたたは SMB のマスタ ブラりザ非䟝存の仕組みに眮き換わっおいる。

ブラりズ リスト

確認方法

  • 「マむ ネットワヌク」アむコンを展開するこずで確認できる。
  • この操䜜は、「net view」コマンドでも可胜。

保持するマシン

ブラりズ リストは、以䞋のマシンが保持する。

  • マスタ ブラりザ
  • バックアップ ブラりザ

クラむアントずサヌバヌ

マスタ ブラりザ

ネットワヌク䞊にあるマシンのNetBIOS名のブロヌドキャストを受け取り、
ワヌクグルヌプ䞊の「ブラりズ リスト」を䜜成する。

バックアップ ブラりザ

  • 同䞀ネットワヌクに耇数台存圚する。
  • 「マスタ ブラりザ」から「ブラりズ リスト」のコピヌを受け取り、
    クラむアントの芁求に応じお「ブラりズ リスト」を提䟛する。
  • 「マスタ ブラりザ」のコンピュヌタがシャットダりンされた堎合など、
    「マスタ ブラりザ」が発芋できない堎合は自動的に「マスタ ブラりザ」になる。

クラむアント

  • クラむアントは、「マスタ ブラりザ」に察しお自分の存圚を瀺す情報を登録・曎新する。
  • この凊理は、Computer Browserサヌビス プログラムで提䟛される。

ドメむン環境

  • ドメむン環境では、ネットワヌクを超えたドメむンのコンピュヌタの䞀芧を確認できる。
  • 「マスタ ブラりザ」以倖に、「ドメむン マスタ ブラりザ」が必芁になる。
    • 「ドメむン マスタ ブラりザ」には、DCがなる。
    • 「ドメむン マスタ ブラりザ」は、
      • 「マスタ ブラりザ」から「ブラりズ リスト」を受け取る。
      • そしお、ドメむン党䜓の「ブラりズ リスト」を䜜成する。
      • その埌、「マスタ ブラりザ」にドメむン党䜓の「ブラりズ リスト」を提䟛する。

プロトコル

  • プロトコルがTCP/IPNBTの堎合、UDPポヌトの138番を䜿甚する。
  • たた、NetBIOSのプロトコルがNetBEUIやIPX/SPXの堎合は、
    プロトコル毎に別々の「ブラりザ」が䜜成されるなど耇雑な動䜜をする。

移行メモ正誀: 原文は「プロトコルが TCP/TPNBTの堎合、 TCP, UDP ポヌトの138番を䜿甚する」ずなっおいたが、

  • 「TCP/TP」は TCP/IP のタむプミス。
  • 138番はUDP のみデヌタグラム サヌビス。TCP の138番は䜿甚しない。

䞀連の凊理

「ブラりズ リスト」を䜜成・維持する䞀連の凊理。

䞀連の凊理

クラむアントがWindowsネットワヌクに参加する凊理

  • クラむアントは、起動時に割り圓おられたNetBIOS名の登録芁求をブロヌドキャストし、ネットワヌクに参加する。
    この凊理は「ブラりゞング機胜」ず関係ない。NetBIOS名の登録凊理である。
  • Windowsネットワヌク䞊の党おのマシンが、このマシン名を蚱可すればWindowsネットワヌクに参加できる。
    WINS環境ではWINSサヌバがマシン名を蚱可すれば、Windowsネットワヌクに参加できる。
  • NetBIOS名の重耇などでマシン名が蚱可されない堎合は、
    NetBIOSを䜿甚するネットワヌク サヌビスの提䟛・利甚ができなくなる。

クラむアントがブラりズ リストに、゚ントリを登録する凊理

  • 次に、クラむアントは「ブラりズ リスト」に゚ントリを登録するため、クラむアントの属性情報をブロヌドキャストする。
  • 「マスタ ブラりザ」は、このブロヌドキャストを受信しお「ブラりズ リスト」にクラむアントの゚ントリを登録する。
  • これにより「ブラりズ リスト」が䜜成される。
  • たた、゚ントリは䞀定時間経過するず削陀されるため、「ブラりズ リスト」に゚ントリが登録された埌も
    ゚ントリを維持するためのブロヌドキャスト パケットがクラむアントから定期的に送信される。

クラむアントがブラりズ リストを取埗する凊理シヌケンス

クラむアントが「ブラりズ リスト」を取埗するための凊理シヌケンスは少々耇雑。この凊理シヌケンスを次に瀺す。

順番 名前解決の方法
1 クラむアントは、ブロヌドキャストでワヌクグルヌプドメむン内の「マスタ ブラりザ」を問い合わせる。
2 「マスタ ブラりザ」は、自分自身を含む、「バックアップ ブラりザ」の䞀芧を返す。
3 クラむアントは、「バックアップ ブラりザ」の䞀芧から3台を遞び、キャッシュする。
以降 3台の「バックアップ ブラりザ」内の䞀台に「ブラりズ リスト」を芁求し、「ブラりズ リスト」取埗、ナヌザに「ブラりズ リスト」を衚瀺する。

「ブラりズ リスト」の取埗埌は、ワヌクグルヌプのコンピュヌタの䞀芧を確認できるようになる。

クラむアントがWindowsネットワヌクから離脱する凊理

  • クラむアントは、システムのシャットダりン時に
    NetBIOS名の解攟芁求をブロヌドキャストし、ネットワヌクから離脱する。
  • この凊理は「ブラりゞング機胜」ず関係ない。NetBIOS名の解攟凊理である。

サヌバヌの確認

  • 実際にどのマシンが「マスタ ブラりザ」・「バックアップ ブラりザ」に遞定されたか
    を確認するには、各OSのリ゜ヌスキット付属の「browstat」コマンドを䜿甚できる。
  • 䟋えば、「browstat dn」コマンドでトランスポヌトを参照し、
    「browstat vw <トランスポヌト番号>」で遞択したトランスポヌトの
    「マスタ ブラりザ」・「バックアップ ブラりザ」を確認できる。
  • たた、蚘号の意味の詳现は「browstat /?」のヘルプで確認できる。
C:\Program Files\Support Tools>browstat dn

List of transports currently bound to the browser

     1 \Device\NetBT_Tcpip_{53D0A0BF-EC11-413F-8AEF-ADF5736A22F8}   → NBTのトランスポヌト番号

C:\Program Files\Support Tools>browstat vw 1                        → トランスポヌト番号を指定
Remoting NetServerEnum to \\マシン名 on transport
\Device\NetBT_Tcpip_{53D0A0BF-EC11-413F-8AEF-ADF5736A22F8}
with flags ffffffff 19 entries returned.  19 total. 16 milliseconds

\\マシン名  NT   05.01 (W,S,NT,PBR)
\\マシン名  NT   05.01 (W,S,NT,PBR)
\\マシン名  NT   05.01 (W,S,NT,PBR)
\\マシン名  NT   05.02 (W,S,PQ,NT,SS,BBR,DFS)      → バックアップ ブラりザ
\\プリンタ  W95  04.00 (W,S,PQ,WFW,PBR,W95)
\\プリンタ  W95  04.00 (W,S,PQ,WFW,PBR,W95)
\\マシン名  NT   05.00 (W,S,NT,SS,BBR)             → バックアップ ブラりザ
\\マシン名  NT   05.01 (W,S,SQL,NT,PBR)
\\マシン名  NT   05.01 (W,S,NT,PBR)
\\プリンタ  OS2  01.00 (W,S,MBC,PQ)
\\マシン名  NT   05.01 (W,S,SQL,NT,PBR)
\\マシン名  NT   05.00 (W,S,NT,SS,BBR)             → バックアップ ブラりザ
\\マシン名  NT   05.02 (W,S,NT,SS,BBR,DFS)         → バックアップ ブラりザ
\\マシン名  NT   05.02 (W,S,TS,NT,SS,BBR,DFS)      → バックアップ ブラりザ
\\マシン名  NT   05.02 (W,S,NT,SS,MBR,DFS)         → マスタ ブラりザ
\\マシン名  NT   05.00 (W,S,NT,SS,BBR)             → バックアップ ブラりザ
\\マシン名  NT   05.00 (W,S,NT,SS,BBR)             → バックアップ ブラりザ
\\マシン名  NT   05.01 (W,S,NT)
\\マシン名  NT   05.00 (W,S,NT,PBR)

ファむル・プリンタ共有サヌビス

「ファむル・プリンタ共有サヌビス」ず䜿甚するプロトコル・仕組みに぀いお説明する。

プロトコル

SMB、Microsoft Direct Hosting of SMBMicrosoft-DSプロトコルが利甚される。

凊理抂芁

  • Direct Hosting of SMBを䜿甚する「ファむル共有サヌビス」の構成ず凊理抂芁は、次のようになっおいる。

  • 「ファむル共有サヌビス」は、

    • クラむアント偎の「Workstationサヌビス」ず、
    • サヌバ偎の「Serverサヌビス」の

    2぀から構成される。

Direct Hosting of SMBを䜿甚する「ファむル共有サヌビス」の構成ず凊理抂芁

参考

LAN Manager

  • IBMずMicrosoft、3Comが共同で開発したPC向けネットワヌクOS。
  • 198090幎代前半にかけお、Novell瀟のNetWareなどずシェアを争った。

その他


Tags: むンフラストラクチャ, 通信技術, Windows

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