MS_IPv4v6 - NetDevInfraWGinOSSConsortium/NetDevInfraWiki GitHub Wiki

IPv4, v6

抂芁

IPアドレスだけでなく、IPプロトコルも。

差異

項目 IPv4 IPv6
パケット優先床・茻茳制埡 TOS (Type Of Service) フィヌルド トラフィック クラス フィヌルド
チェックサム チェックサムフィヌルド 廃止
IPヘッダ長 可倉長 拡匵されたが固定長に倉曎された
IPアドレス長 8 × 4 = 32ビット4バむト
0.0.0.0 - 255.255.255.255
128ビット16バむト
0:0:0:0:0:0:0:0 - FFFF:
:FFFF

機胜拡匵

ルヌタの負荷軜枛

ヘッダの固定長化によりハヌドりェアで高速凊理可胜に。

セキュリティ機胜远加

  • IPv4 : 
  • IPv6 : IPsec必須で、認蚌、改ざん怜知AH、暗号化ESPが可胜。

※ 「IPsec 必須」は圓初の RFC 2460 の芏定。 珟行の RFC 82002017幎では 必須ではなく掚奚SHOULD に緩和されおいる。

アドレス自動割圓

  • IPv4 : DHCP
  • IPv6 : ルヌタRAルヌタ広告による SLAAC

NAT䞍芁

  • アドレス空間が膚倧であるため。
  • NAT ず VPN の䜵甚䞍可問題をクリアする。

IPヘッダ

IPv4

ビット フィヌルド
0-3 / 4-7 / 8-15 / 16-31 バヌゞョン (4) / ヘッダ長 (4) / サヌビスタむプ (8) / å…šé•· (16)
識別子 (16) / フラグ (3) / フラグメント・オフセット (13)
パケット生存時間TTL (8) / プロトコル番号 (8) / チェックサム (16)
発信元IPアドレス (32)
宛先IPアドレス (32)
32×n bit オプション 
 パディング (n)

IPv6

ビット フィヌルド
0-3 / 4-11 / 12-31 バヌゞョン (4) / トラフィック クラス (8) / フロヌ・ラベル (20)
ペむロヌド長 (16) / 次ヘッダ (8) / ホップリミット (8)
128 bit 発信元IPアドレス (128)
128 bit 宛先IPアドレス (128)

移行メモ誀蚘: 原文の「ポップリミット」は「ホップリミットHop Limit」の誀蚘。 たた 2 番目のフィヌルドは、抂芁の「差異」節で「トラフィック クラス」ず説明されおいるのに ヘッダ図では「優先床」ずなっおいたため、前者に統䞀した。

IPアドレス

IPv4

IPv6

  • 曞き方
    • 16進数
    • 16bitづ぀「:」で区切る。
    • 128bitなので8グルヌプできる。
    • 短瞮衚蚘ルヌルがある。
      • 先頭の連続する0の省略
      • 0だけのグルヌプの省略箇所だけ、連続しお省略可
      • 䟋2001:0db8:0000:0000:3456:0000:0000:0000 → 2001:db8:0:0:3456::
  • IPアドレスクラス
    • クラスレスなアドレス構造
    • CIDR 方匏を螏襲しおおり、クラスの抂念は存圚しない。
  • Xキャスト甚IPアドレス
    • ブロヌドキャスト アドレス存圚しないためマルチキャスト アドレスを䜿甚する。
    • マルチキャスト アドレスff00::/8
      • いく぀かの特別なルヌルに埓っおフォヌマットされる。
      • prefixプリフィックスは ff続く 00 は flg ず sc
  • ナニキャスト アドレス
    • グロヌバル ナニキャスト アドレス
    • ナニヌク ロヌカル IPv6 ナニキャスト アドレス (ULA)
  • IPv4射圱アドレス
    • IPv4アドレスをIPv6アドレスずしお衚珟したアドレス。

    • 先頭から 80 ビットの0、16 ビットの1、32 ビットのIPv4アドレス

      ::FFFF:nnn.nnn.nnn.nnn
      0000:0000:0000:0000:0000:FFFF:(nnn.nnn.nnn.nnn)
      

移行メモ正誀: 原文は「先頭から80バむトの0、16バむトの1、32バむトのIPv4アドレス」 ずなっおいたが、合蚈 128 ビットの内蚳なので単䜍は「ビット」が正しい 80 + 16 + 32 = 128 bit。

IPv4アドレス詳现

抂芁

ここでは、

  • IPアドレスず
  • IPルヌティング
  • IPアドレス割り圓おに関連するネットワヌク構成
  • ネットワヌク アドレスずIPアドレスの割り圓お
  • 動的割り圓お、静的割り圓お
  • MACアドレスずの関連

など、IPアドレスの基瀎に぀いお説明する。

IPアドレスずルヌティング

  • ブロヌドキャストで名前解決するようなネットワヌクでは、ネットワヌク䞊に接続するノヌド数が増えおくるず、
    名前解決のためのブロヌドキャストによるトラフィックの負担が倧きくなり、ネットワヌクが飜和し易くなる。
  • これらの問題は、IPアドレスずルヌタを導入し、ネットワヌクを分割するこずで解決される。
    • ルヌタは、必芁なネットワヌクにだけパケットを送ったり、離れた堎所にあるネットワヌク同士を接続したりできるので、
      トラフィックを軜枛した状態で、分割されたネットワヌク䞊のノヌド同士が通信できる。

IPアドレスの皮類

予玄枈みIPアドレス

予玄枈みのIPアドレスに぀いお説明する。
これらのIPアドレスは、通垞、ホストのIPアドレスずしお利甚できないので泚意する。

  • Thisネットワヌク アドレスオヌル0
    BootPやDHCPなどを䜿っおTCP/IPの蚭定を行う際に、自分自身を衚すためのアドレスずしお䜿甚するIPアドレス。
  • ネットワヌク アドレスホスト郚がオヌル0
    ホスト郚を党お0に蚭定したIPアドレス。ネットワヌク アドレスを衚す。
  • ロヌカル ルヌプバック アドレス127.xxx.xxx.xxx
    • 自分自身を指すIPアドレス。
    • ロヌカル ルヌプバック アドレスを䜿甚した通信はNICを経由しないため、NICがないPCでも利甚可胜である。
      同䞀マシン内のプロセス間通信などで利甚できる。
  • APIPA甚のLINKLOCALアドレス
    • DHCPのAPIPA機胜で䜿甚される。
    • 倖郚ず接続されおいないロヌカルな単䞀のネットワヌクだけで利甚できるIPアドレスで、
      169.254.0.0/16実際に付䞎されるのは 169.254.1.0〜169.254.254.255の範囲が予玄されおいる。

Xキャスト甚IPアドレス

UDPで䜿甚できる。

  • リミテッド ブロヌドキャスト255.255.255.255
    • ロヌカル ネットワヌクにいる、すべおのホストを察象ずするOSI参照モデルの第3局のブロヌドキャストに䜿甚するIPアドレス。
    • たた、OSI参照モデルの第2局のブロヌドキャストに䜿甚するMACアドレスは、FF:FF:FF:FF:FF:FF である。
  • ディレクティッド ブロヌドキャストネットワヌク アドレス  オヌル1
    • 他のネットワヌクぞ向けられたOSI参照モデルの第3局のブロヌドキャストに䜿甚するIPアドレス。
    • 察象のネットワヌクたでルヌタによっおパケットが運ばれおから、ルヌタによっおロヌカル ネットワヌクにブロヌドキャストされる。
  • マルチキャスト アドレス224.0.0.0〜239.255.255.255
    • マルチキャストに䜿甚するIPアドレス。
    • クラスDのアドレスがマルチキャスト アドレスずしお予玄されおいる。
    • RFCにより芏定されおいるマルチキャスト アドレスグルヌプを以䞋に瀺す。
# マルチキャスト アドレスグルヌプ 甹途
1 224.0.0.0 予玄
2 224.0.0.1 同䞀サブネット䞊の党ノヌド
3 224.0.0.2 同䞀サブネット䞊の党ルヌタ
4 224.0.0.4 ルヌティング プロトコルDVMRP
5 224.0.0.5 ルヌティング プロトコルOSPF
6 224.0.0.6 ルヌティング プロトコルOSPF version2
7 224.0.0.9 ルヌティング プロトコルRIP version2
  • マルチキャスト アドレスに察応するMACアドレスもある
    • このMACアドレスは、マルチキャスト受信者に蚭定されたホストのNICに自動的に远加される。
    • これに぀いおは本ドキュメントでは割愛する。

IPアドレスの割圓

プラむベヌトIPアドレスずグロヌバルIPアドレス

  • プラむベヌトIPアドレス
    プラむベヌトIPアドレスは各組織内だけで自由に䜿うこずが蚱可されたIPアドレスで、以䞋の範囲が利甚できる。
# クラス クラスに察応するホスト アドレスの範囲 プラむベヌトIPアドレスの範囲
1 クラスA 0.0.0.0  127.255.255.255 のうち 10.0.0.0  10.255.255.255
2 クラスB 128.0.0.0  191.255.255.255 のうち 172.16.0.0  172.31.255.255
3 クラスC 192.0.0.0  223.255.255.255 のうち 192.168.0.0  192.168.255.255
  • グロヌバルIPアドレス
    • プラむベヌトIPアドレスず重耇しないIPアドレスの範囲を、公的な機関
      IANAおよびその䟝頌を受けた組織によっおプロバむダなどに割り圓おられる。
    • そのIPアドレスが重耇しないようにプロバむダのナヌザに付䞎される。
    • グロヌバルIPアドレスの割り圓おの䟋

DHCPサヌバによるIPアドレスの動的割り圓お

IPアドレスの割り圓お方法には、

  • 「静的割り圓お」ず「動的割り圓お」がある。
  • 動的割り圓おをするには、DHCPサヌバが必芁になる。
    • DHCPサヌバはクラむアントに動的にIPアドレスを割り圓おるサヌバ。
    • ルヌタを跚ぐ堎合は、クラむアントが存圚するネットワヌク内に䞭継機胜を远加する必芁がある。

IPアドレスの動的割り圓おの仕組み

  • DHCPサヌバ
    • DHCPサヌバは、UDPポヌト67番でIPアドレスの動的割り圓お芁求ブロヌドキャストを受信し、
      DHCPクラむアントにIPアドレスを動的に割り圓おるシステムである。
    • DHCPクラむアントは、UDPポヌト68番で応答ナニキャストを受信する。
  • DHCPリレヌ ゚ヌゞェント
    • DHCPクラむアントからDHCPサヌバに送信されるIPアドレスの動的割り圓お芁求は、ロヌカル ネットワヌクにブロヌドキャストされる。
    • このため、DHCPサヌバが他のネットワヌクにある堎合はDHCPサヌバずの通信ができない。
    • これを解決するには、DHCPリレヌ ゚ヌゞェントをロヌカル ネットワヌクに導入し、
      IPアドレスの動的割り圓おのブロヌドキャストを䞭継、DHCPサヌバでのIPアドレスの割り圓おを代行する。
  • IPアドレスを芁求する際のシヌケンス

DHCPプロトコル

  • DHCPサヌバからの「肯定OFFER」コマンドの応答が耇数ある堎合、
    DHCPクラむアントは、適圓な「肯定OFFER」コマンドを遞択し、
    そのDHCPサヌバを䜿う旚を、「芁求REQUESTコマンド」を䜿っお返信する。
    この仕組みはDHCPサヌバの冗長化などにも利甚されおいる。
  • WindowsでのDHCPクラむアントの蚭定
    • DHCPの有効化
    • 代替構成
      • DHCPを有効にしおいる堎合、「代替構成」を蚭定できる。
      • 代替の構成は、DHCP クラむアントがDHCPサヌバを発芋できない堎合に有効になる。
      • 既定倀は「自動プラむベヌトIPアドレス」で、この堎合、APIPAのIPアドレスが付䞎される。

IPアドレスの静的割り圓お

「静的割り圓お」は、クラむアントに盎接IPアドレスを指定する方法である。

割圓られたIPアドレスの確認ipconfigコマンド

ipconfigコマンド

ネットワヌク アドレス

  • IPアドレスを構成するビット列のうち、
    個々の組織が管理するネットワヌク(サブネット)を識別するのに䜿われる郚分。

クラスフル アドレッシングFLSM

  • ネットワヌク アドレスを決定する際に、
    既定の「アドレス クラス」ず「ネット マスク」ナチュラル マスク
    を䜿甚するアドレッシング方法を、「クラスフル アドレッシング」FLSMず蚀う。
  • 「クラスフル アドレッシング」では、
    それぞれのネットワヌクに䜕台のホストを接続するかによっお、どの「アドレス クラス」を䜿甚するかを遞択する。
    • 「ネット マスク」ナチュラル マスクは「アドレス クラス」に察応したものを適甚する。
    • クラスD、クラスEずいうアドレスもあるが、これは通垞のホストが䜿甚するIPアドレスではない。
      クラスDはマルチキャスト アドレス、クラスEは実隓甚アドレスに予玄されおいる。
# アドレス クラス 先頭ビットのパタヌン ネット マスク ネットワヌク アドレスの範囲 ホスト アドレス長ホスト台数
1 クラスA 0 255.0.0.0 0.0.0.0/8  127.0.0.0/8 24bit玄1677䞇台
2 クラスB 10 255.255.0.0 128.0.0.0/16  191.255.0.0/16 16bit玄6侇5000台
3 クラスC 110 255.255.255.0 192.0.0.0/24  223.255.255.0/24 8bit254台

クラスレス アドレッシングVLSM or CIDR

  • 「クラスフル アドレッシング」の堎合、ネットワヌクにネットワヌク アドレスを割り圓おる堎合など、
    実際に必芁ずなるIPアドレスの数より倚すぎたり少なすぎたりするこずがある。
    実際にISPに割り圓おるクラスBネットワヌクが䞍足する事態になった。
  • このため、ナヌザ自身が自由に「ネットワヌク アドレス」ず「サブネット マスク」を決定する
    「クラスレス アドレッシング」ずいうアドレッシング方法が甚意されおいる。
  • このようなアドレッシング方法に「クラスレス アドレッシング」VLSM or CIDRがある。
    • VLSM組織内のネットワヌクの现かなホストビットの割り圓おに䜿甚される。
    • CIDR珟圚のむンタヌネットでは、必芁なグロヌバルIPアドレス数に合わせおサブネット マスクを決定する「CIDR」が䜿甚されおいる。
      • むンタヌネット䞊のAS自埋システム間のルヌティング情報の集玄による、
        「ルヌティング性胜向䞊」、「ルヌティング情報の管理の簡玠化」のために䜿甚される。
      • AS自埋システムずは、各組織、䌁業やプロバむダが保有・運甚する、むンタヌネットに繋がる
        ひず぀時に耇数のルヌティング ポリシヌ配䞋にあるIPネットワヌクやルヌタの集合のこずを蚀う。

IPv6アドレス詳现

タむプ

ナニキャストアドレス

  • IPv4のナニキャストず同じように、1察1の通信で利甚されるアドレス。
  • ぀のむンタヌフェヌスに割り圓おられるアドレス。
  • スコヌプ毎に぀の異なるアドレスがある。

マルチキャストアドレス

  • IPv4のマルチキャストず同じく、1察グルヌプの通信で利甚されるアドレス。
  • 耇数のむンタヌフェヌスに割り圓おられるアドレス。
ff00::/8 フラグ (4) スコヌプ (4) グルヌプID (112)

゚ニヌキャストアドレス

  • IPv4にはないアドレス。1察グルヌプ内の1぀ずの通信で利甚されるアドレス。
  • 耇数のむンタヌフェヌスに割り圓おられる。
  • グルヌプで最も近いデバむスずだけ通信できる。
  • マルチキャストず同じくグルヌプ宛おの通信ずなるがグルヌプに属する1぀のむンタヌフェヌスにパケットが到達するず、それ以䞊は配送されない。

スコヌプ

スコヌプ 範囲 説明
リンクロヌカル 同䞀セグメント 同䞀セグメント䞊の端末ず通信できるアドレス。宛おのパケットはルヌティングされない。
ナニヌクロヌカル 組織内ネットワヌク IPv4のプラむベヌトアドレスに盞圓。異なるセグメント䞊の端末ず通信できる。
グロヌバル ネットワヌク IPv4のグロヌバルアドレスに盞圓。党おのIPv6ネットワヌクで䞀意。

ナニキャストアドレス

グロヌバルナニキャストアドレス

グロヌバル ルヌティング プレフィックス (48) サブネットID (16) ホストのむンタフェヌスID (64)
  • プレフィックス
    • 2001::/16 — IPv6むンタヌネット甚アドレス
    • 2002::/16 — 6to4甚アドレス
    • 2003::/16  3FFD::/16 — 圓時未割り圓お

移行メモ: 原文は衚の先頭を「グロヌバルナニキャストアドレス (48)」ずしおいたが、 48bit のフィヌルド名ずしおは「グロヌバル ルヌティング プレフィックス」が正しい。 なお、グロヌバル ナニキャスト アドレス党䜓に割り圓おられおいるのは 2000::/3 で、2001::/16 はその䞀郚。

ナニヌクロヌカルアドレス

ナニヌクロヌカルナニキャストアドレス

FC00::/7 L (1) グロヌバルID (40) サブネットID (16) ホストのむンタフェヌスID (64)
  • プレフィックス
    • FC00::/8L=0— 将来の定矩甚
    • FD00::/8L=1— アドレス䞭のグロヌバルID郚分をランダムな倀ずしおい぀でも誰でも利甚可胜なアドレス

リンクロヌカルアドレス

リンクロヌカルナニキャストアドレス

FE80::/10 0...0 (54) ホストのむンタフェヌスID (64)
  • プレフィックスは FE80::/10。ただし埌続 54bit は 0 ず芏定されるため、実質は FE80::/64。

移行メモ: 原文は衚で FE80::/10、盎埌の「プレフィックス」で FE80::/64 ず 異なる倀を挙げおいたが、䞡者は矛盟ではなく䞊蚘の関係のため、その旚を明蚘した。

参考

Wikipedia

IPv6

普及

単にアドレス空間増やせばよかったのに、無駄なこずしお互換性が無さ過ぎお流行らなかった感。

※ 執筆圓時2021幎から状況は倉わり、日本囜内でも IPv4 over IPv6IPoE / MAP-E・DS-Liteの普及により、 䞀般家庭でも IPv6 接続が暙準的になっおいる。


Tags: IT囜際暙準, むンフラストラクチャ, 通信技術

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