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PMP:グループ意思決定技法

概要

プロジェクトのデータ収集と意思決定に用いられる、グループを対象とした各種技法。

データ収集

データ収集のコンテキストで使われる。

チェック・リスト

  • チェック・リストを記入してもらう。

  • リスク

    • ステークホルダー、チーム・メンバにチェック・リストを記入してもらう。
    • チェック・リストの作成方法
      • 経験に基づいてチェック・リストにリスクのリストをまとめる。
      • RBSをチェック・リストとして使用することもできる。
      • チェック・リストはメンテして追加する必要がある。

アンケートと調査

  • 大規模な母集団
  • 素早い情報収集
  • 結果の統計分析

パフォーマンス

観察と対話

通常、作業者が気が付かない要求事項を発見できる。

  • 作業観測

    • 通常行っている仕事を外部から観察する手法
    • 観察者がプロダクトを使用した作業を観察する。
  • 参加型オブザーバー

    • 観察者 自身が作業者になる。
    • 自らプロセスや手続きを実際に体験する。

ベンチマーキング

基準値と測定値を比較してパフォーマンスを測定する。

  • ベストプラクティスの精緻化

  • 慣行の改善のためのアイディア創出

  • 測定対象

    • プロセス
    • 定常業務
    • マネジメント
  • 基準値

    • 他部署
    • 他組織
    • 他業界

インタビュー

概要(インタビュー)

  • 一対一の会話(質疑応答形式のセッション)を行う。

    • 質問
    • 回答

    を記録

  • 対象を絞って短時間で多くの情報を入手できる。

    • 特定の分野の専門家
    • 経験豊富なチーム・メンバ

リスク特定(インタビュー)

  • ステークホルダー、チーム・メンバに対してインタビューを行う。
  • 事前に、WBSや前提条件を提示し、過去の経験に基づいてリスクが回答される。

ブレーン・ストーミング

概要(ブレーン・ストーミング)

  • リスク特定プロセスで最もよく使われる。
  • シックス・ハット法と呼ばれるブレーン・ストーミング手法がある。
  • 他にも、アイデア・マップ法、マインド・マップ法などがある。

リスク特定(ブレーン・ストーミング)

  • ステークホルダーを一堂に会し、リスク事象を特定する。
  • 進行役がリスク区分を提示、参加者のアイディアが連鎖する。

※ リスク特定のポイント(PMP:試験 - 計画の該当節を参照)

意思決定技法

投票

  • 満場一致
  • 過半数
  • 相対多数(過半数に達しない場合)

独裁的意思決定

1人がグループを代表して意思決定

ノミナル・グループ技法 ★

ブレスト+投票

デルファイ法 ★

アンケート+フィードバック繰返で収斂(しゅうれん)

  • 偏見や過度な影響を減らして、意見を収束させる。

  • 多数の専門家や個人にアンケート調査を行い、結果を回答者にフィードバック、
    さらに予測を繰り返し、予測の正確度を上げながら、全体の答えや意見を絞る。

  • ブレーン・ストーミングに似ているが参加者がお互い誰か解らない点が異なる。

    • 社内外の専門家を集めてリスクに関するアンケートを配布する。
    • 回答がPMに送られるので、PMは結果をサマリして返信する。
    • 返信への参加者のコメントをまとめて最終リストを完成させる。

ブレーン・ライティング

  • リレー形式でアイデアを書くことにより、アイディアを発展させていく手法。

  • ブレイン・ストーミングをベースに、635法をさらに改良した技法

  • 635法とは、アイデアを紙に書き出していく手法である。

    • 参加メンバ全員に同程度の貢献を期待できる。
    • 地位や立場の違いの配慮、発言が苦手な人などを避け易い。
      • 初対面の参加者間でもアイディアを交わすことが出来る。
      • 紙だと他のアイディアへの批判が起きない。
      • リーダや書記の負担軽減。リーダの経験に左右され難い。

多基準意思決定分析

概要(多基準意思決定分析)

  • ツールを用いて、基準を作成し、潜在的な資源の等級付け採点に用いる。
  • 基準は、相対的な重要度に従って重み付けされ、その値はタイプに応じて変更される。

資源の獲得における

  • 「資源の獲得」における「多基準意思決定分析」

    • 以下には、通常、選択基準が用いられる。

      • 物的プロジェクト資源
      • プロジェクト・チーム選択
    • 資源タイプに応じて基準値は、
      相対的な重み付けによって変更される。

  • 「資源の獲得」における「選択基準の例」

# 選択基準 チーム資源固有の選択基準
1 経験 チーム・メンバには成功に寄与できる妥当な経験があるか?
2 知識 チーム・メンバには類似プロジェクトの関連知識があるか?
3 スキル チーム・メンバにはプロジェクトで使うツールを使用するスキルがあるか?
4 態度 チーム・メンバは他のメンバと連帯感をもってやっていけるか?
5 国際的な要因 チーム・メンバの所在地、タイムゾーン、コミュニケーション能力を考慮する。

データ収集 & 意思決定

フォーカス・グループ

  • 訓練を受けたモデレータによって行われる。

  • 参加者の選定が重要になる。

    • 特定の分野の専門家
    • ステークホルダー

ファシリテーション

概要(ファシリテーション)

相互理解 -> 信頼関係の構築 -> 合意形成をサポートする。

  • ファシリテーション型のフォーラムで、

    • 様々な機能部門のステークホルダーが参加する。
    • 複数の部署に影響を及ぼす要求事項に関する討議・定義。
  • ファシリテーターは会議、ミーティング等の場で、

    • 発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、
    • 参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入する。
  • フォーカス・グループと違い、部門を跨る要求事項を定義できる。

    • 素早い相違の把握
    • 相違の解消と合意

要求事項収集(計画 - 範囲)

  • JAD:IT業界(共同アプリケーション設計・開発)

    • 概要
      システムの利用者が開発の初期段階から参加し、要望を反映させる。

    • 参加者
      機能部門のステークホルダー

  • QFD:製造業界(品質機能展開)

    • 概要
      品質保証や製品企画、顧客満足やマーケットインを実現するための方法論。
      製造者と顧客の考えの関係をチェックして、ミスマッチを減らす。
      特性値とそれを実現するための工程や、製造条件、等の関係を決める。

    • 参加者
      顧客、ビジネス分野の専門家

リスク特定(ファシリテーション)

個別リスク・全体リスクを特定する技法の有効性を高める。

  • 個別リスク・全体リスクに対する集中を保持し明確なリスク記述を促す。
  • 偏見要因を特定・克服し、あらゆる不一致を解決する。

意思決定と

時間

  • 意思決定には時間が影響する。
  • 長過ぎ / 短過ぎの場合、最良の意思決定にならない。

モチベーション

メンバに意思決定権を与える事によって、
(若しくはメンバの意見を反映することによって)
モチベーションを高めることが出来る。

参考

Qiita(プロジェクト選定委員会運営の該当節を参照)

移行メモ

  • 元ページの「概要」は本文が空だったため、ページの位置付けを一文で補った。
  • 「進行役がリスク区分を提示、参加者アイディアが連鎖する。」→ 「参加者のアイディアが連鎖する。」、 「偏見要因の特定と克服し、あらゆる不一致の解決する。」→ 「偏見要因を特定・克服し、あらゆる不一致を解決する。」に修正した。
  • 同名の見出し(「概要」「リスク特定(計画 - リスク)」)が複数あり、 GitHub Wiki ではアンカが衝突するため、括弧で文脈を補って一意にした。

Tags: 移行, PMP, グループ意思決定技法, データ収集, ブレーン・ストーミング, デルファイ法, ノミナル・グループ技法, ファシリテーション, 多基準意思決定分析

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