高速化 zRAM設定 ChromiumのキャッシュをRAMDISKに - Naohiro2g/Raspberry-Pi-Projects GitHub Wiki
zRAM設定とChromiumのキャッシュをRAMDISKに置くようにする設定。
SSD起動でなく、従来のマイクロSDカード起動でも有効。
zRAM設定
https://github.com/Naohiro2g/zram_rpi3
このzram.shの中では、4コアそれぞれ用にzram0, zram1, zram2, zram3の4つが作られる。 READMEの通りにオリジナルのスクリプトだと一つだけ。
htop
swapon -s
zram onだと、実メモリ上に高速に圧縮してswapされる。 実際にマイクロSDカードへのswapが減った感じがする。 ファイルへのswapを遅らせることに成功している。
ファイルへのswapが起きると、今まで同じく、動作が急に遅くなる。 マイクロSDカードではなくUSB接続のSSDにswap領域を持てば、 その部分が改善できる。
今後の実験:
- zRAMを使う。
- USB接続のSSDからの起動に変える。
- 起動ディスクと同じSSD上にswap領域を持つ。
- 起動ディスクと同じSSD上にswap領域を複数持つ。
- 起動ディスクとは別のSSD上にswap領域を複数持つ。swapだけだと4GBもあれば十分なので、他の領域はバックアップ用に使用。
検証/検討項目:
- USB接続のSSDは、ラズパイ用に使った時、どの程度、性能が活かせるのか。
- 起動時、通常のファイル読み書き/キャッシュなどの利用時。
- swapファイルの読み書き。
- 64GBの物で十分な速度の物があるのか。
- 起動ディスクとは別のSSD上にswap領域を持つ意味が大きいか?
- swapを複数持つとRAIDの様な効果があると言うが、どの程度か。
速度とは別に、 起動ディスクを別にすることによって、動作環境を持ち運びやすくなる。 マイクロSDの持ち運びだと、小さすぎてわかりにくい、というだけだが。
ChromiumのキャッシュをRAMDISKに置く
これも効果が大きかった。https://www.fabshop.jp/【step-28】chromiumのキャッシュもramdiskへのマウントで快適ブ/
sudo nano /etc/fstab
以下4行をコメント前に挿入。項目間のスペースはタブに変えること。
#RAMDISK
tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=256m,noatime,mode=1777 0 0
tmpfs /var/tmp tmpfs defaults,size=16m,noatime,mode=1777 0 0
tmpfs /home/pi/.cache/chromium/Default/Cache tmpfs defaults,size=768m,noatime,mode=1777 0 0
実メモリではなくファイルシステムに置くもの。df -h、vmstat -a -s
これもUSB接続SSDになれば、もっと効果が上がる。
USB接続の安価な64GBのSSDを起動ディスク兼swap領域として使う、で良ければシンプル。 mSATAか、M.2をケースに入れて使う。1年も経てば、120GB、240GBでも良くなる。 現状では、とりあえず、SSD M.2 128GB 2280サイズ:2,899円、2242サイズ:2,799円、ケース759円など。