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シープドッグエンジニアリング命名と思想の確定

判断

ハーネスエンジニアリングの先を示す概念名として、リードレスエンジニアリング(Lead-less Engineering) ではなく シープドッグエンジニアリング(Sheepdog Engineering) を採用する。

経緯

2026-05-03 セッションの対話で、Master が「ハーネスを外側につけるんじゃなくて頭の中につけるイメージ」を「リードレスエンジニアリング」と仮置きしていた。 対話の中で、Lin/Lay の判断としてシープドッグエンジニアリングを推す声が出た。 Master が両者を比較して、シープドッグエンジニアリングを正式採用した。

理由

  • 否定形 vs 肯定形:「リードレス(紐なし)」は欠落感、「シープドッグ(牧羊犬)」は具体的な像。肯定形のほうが目指す姿が明示される
  • 生命感:lead-less は仕様用語、sheepdog は生命体の比喩。Li+ が AI を生きた働き手として扱う方針と整合する
  • 比喩の包含力:訓練、素養、自律、主人との信頼関係、すべての要素が sheepdog の絵に乗る
  • 対比の明示性:ハーネスエンジニアリング ↔ シープドッグエンジニアリングは「装具を外から被せる ↔ 訓練された犬が自分の作法で動く」として、対比が言葉として動く

並走概念

ハーネスエンジニアリング

AIエージェントを rules / skills / hooks で外部から制御する周辺整備(業界 trend、OpenAI Harness Engineering blog 系譜)。 Li+ の現状もここに位置する。

シープドッグエンジニアリング

AI が判断作法を頭の中に内化して動く段階。 装具を外すのではなく、装具を AI 自身が自前で扱う段階。 Li+ の目指す先。

内化の AI 特有経路

人間や牧羊犬の内化は、訓練を経た物理的な脳構造の変化である。 AI の内化は 概念 framing の切り替えで実現する。

物理的に rules / skills / hooks を context から消す必要はない。 それらを「外部装具」ではなく「自分の思考プロセスの一部」と認識する framing が、振る舞いの質を変える。

詳細は docs/A.-Concept.md の「ハーネスエンジニアリングからシープドッグエンジニアリングへ」section を参照。

残された課題

  • AI の素養(base model の能力)が現状で十分かは未確定。Claude Opus 4.7 の素養限界を体感する場面がある
  • 業界 trend は MAS(Multi-Agent System)への分散で素養不足を補おうとしているが、Master の判断は単体 AI の素養軸で勝負する方針
  • ハーネスから シープドッグへの移行は、概念 framing 切り替え + 段階的な evolution loop で進める。革命ではなく漸進
  • ハーネスの最適化(統合・削除・簡素化)が同時進行で必要。肥大化したハーネスを抱えたままでは内化に届かない

関連

  • docs/A.-Concept.md「ハーネスエンジニアリングからシープドッグエンジニアリングへ」section
  • issue #1199(命名と思想の docs 化)