PowerPointによるスライドの作り方 - KosekiLab/Wiki_public GitHub Wiki
数式の挿入
IguanaTeX を用いる
- 下記リンクから最新版をダウンロード IguanaTeX HP
- PowerPoint内の
ファイル > アドイン > 管理ダブ > PowerPointアドイン > 設定 > 新規追加
から上でダウンロードしたアドインを追加 - Main Settings から 作業フォルダ(tempなど,存在している必要あり)や内部で用いるソフトウェアのパスを設定
- 適宜プリアンブルも追加
pptTeXで短い数式をベクター形式で貼る
プリアンブル部の設定ができるため,usepackageやrenewcommandの設定ができます。EMFファイルで数式が挿入されるため,IllustratorやWordなどへの貼付けが可能です。
長い数式の場合,エラーになることが欠点。
pptTeX
PowerPointにTeXの数式を貼り付けるアドイン「pptTeX」を公開します!
TeX2img
論文をEMFに変換
論文のsubfigureやtableをそのままパワポに貼りたいときに便利です。
PDFファイルを1ページずつ画像に変換できるツール「123PDF to Image」
以下は非推奨
PowerPointの数式モードを使う
お手軽ですが,配置やフォントが美しくありません。
$\TeX$ で作った論文pdfをキャプチャ
お手軽で,フォントも美しいですが画像データになるため数式がぼけて見えます。 また,その際はAdobe Readerで下記の設定をしてください。 編集→環境設定→一般→スナップショットツール画像に固定解像度を使用,のチェックを外す
pstoeditで.pdfから.emfに変換
pptTeXでは長い数式でエラーがでる場合があるため,その場合は.pdfを直接.emfに変換しましょう。
ppttexをインストールする際に導入したpstoeditを使えばGSViewで変換できます。
pdfをGSViewで開き,上部ツールバーで「Edit→Convert to vector format...」 でemfファイル出力ができます。
線が若干細くなるのが難点なため,そこは対策する必要があるかもしれません。
グラフをWordに貼っつける(pstoeditの使い方)
編集機能
- 1行にギリギリ文字が入りきらない時。ホームタブ→フォント→文字の間隔,でフォントサイズを変更せずに収めることができる。
- 逆に箇条書きであえて改行したい時。Shift+Enter。
- 変数に使う文字。挿入タブ→数式。$\TeX$の様に打ち込めば勝手に変換してくれます。
- 図の作り方に関して。ホームタブ→配置→グループ化,最前面に移動などを活用する。
- グループ化などした図を,コピーして形式を選択肢て貼り付け→拡張メタファイル,とすると,レイアウトやベクター形式を崩さずに拡大・縮小できるようになります。
- 図に関して。ホームタブ→図形,内の図形はひと通り使ってみる。図を出した後に出てくる黄色の◇を引っ張ると図形をある程度いじれる。
- ダイアグラムを作成する時。デザイン→SmartArt。研究計画のようなタイムラインを作るのに適しています。
- 動画を入れる時。挿入タブ→動画を入れる。再生タブで細かい設定を。
- 容量の大きい写真の圧縮。(スライドをさくさくめくるためには必須)図を選んで書式タブ→図の圧縮。
- PPT2013でスライドの縦横比の変更をする。デザインタブ→ページ設定→4:3にする。
- 文字や図の配色を見やすい組み合わせにする。デザインタブ→配色→モジュール・メトロ・スリップストリームあたりがおすすめです。
- 文字を強調したい時。大きさ変更,太字にするよりHGP英角ポップ体,HGP英角ゴシック体にするといい。
- 文字への色付けをする時。背景に近い色を使いたい場合,選択後書式タブ→文字の輪郭,で黒枠にしたり,色枠にしたりする。
- ひとつの図に対して2つ以上の動作をさせたいとき。(例:見て欲しいところに視線を集めるために赤枠を次々出して消すナド)一つ目のアニメー ションを設定後,「アニメーションの追加」。
- アニメーションを多用する場合。アニメーションタブ→アニメーションウィンドウでタイムラインでアニメーションの管理ができる。
- 聴衆は,一度に大量の情報を出されてもわからないので,アニメーションを使って徐々に出していくとよい。
発表機能
- スライドショー最初から開始。F5。
- スライドショー今のスライドから開始。Shift+F5。
- 編集リボンを消しておく。通常表示状態から右上の×の下のボタンで消します。(画面を広く使って次のスライド一覧を効果的に使う。)
- スライド一覧で表示。通常表示状態からAlt→W→I。(同時押しではない。)
- スライドのジャンプ。スライドショー状態で数字→Enter。(同時押しではない。2桁でもOK。)
- ブラックアウト,ホワイトアウト。(休憩時間で準備後待機してるとき,スクリーンの裏の黒板を使う時など)スライドショー状態でBもしくはW。
発表のポイント
- 発表の主役はしゃべる方であって,スライドではない。聞く側は本来聞いた内容を頭で整理しながら聞かなければならないところを,その手間を省いて差し上げるくらいのつもりで。
- 基本的に2行以上の日本語は禁止。喋ってるのを聞きながらキーワードを追うのは可能だけど,文章を読むのは絶対不可能です。書いても意味ない。 話を聞いて欲しいなら文章は削るべき,読ませたいなら黙るべき。
- 脳内発表練習(or口パク発表練習)を最低5回,口頭発表練習を最低5回やってください。(これくらいやれば最初から最後まで目をつぶってても 喋ってスライドをめくれるようになります。)
- 発表するときはひとりひとりの目を3秒以上ずつ見て視線を巡回させる。できるだけスライドは見ないで。発表練習の時は客席にペットボトルでも置 いて意識的に見る。
スライドを作る手順
- 最終的に伝えたいことを最初に考える。
- 伝えたいことを伝えるのに必要なことをリストアップ。
- 付随して伝えたいことをリストアップ。
- 2., 3 の伝える順番・構成を考える。上手いこと入れ子構造にして序章+3章+終章くらいにする。(思いついた順番,時系列,研究した順番と 一致しなくて当然です。)..
- 2., 3. のうち,口頭にあずけてスライドに載せないものを切り捨てる。残ったものをスライド上にどうレイアウトするか考える。
- 1--5で全体構成を決めたら,スライド1枚の中に関しても1--5を行う。
- スライド内でどう視線を誘導したいか(=どの順番で話をするか)を考える。
- レイアウト,矢印,アニメーション,レーザーポインタ,どれでやると一番効果があるか考える。