概要

SceneLayerでは、厳密なシーケンス制御が行われており、
シーケンス内のイベントは関数でフックすることが可能です。
イベントを知ることで、初期化や解放などの実装の手助けになります。

シーケンスイベントの一覧

SceneLayerのシステム上存在するイベントは下記のとおりです

イベント	意味	対応するイベント関数
PreTransition	遷移前イベント非同期で複数フレームにまたがって処理される。フェードアウト処理の実装などで使われる。また、この時点から前もって、遷移先のオブジェクトをLoadすることもできる。遷移シーケンスが始まるとすぐにこのイベントが実行される。	LayerBehaviour.OnPreTransitToLayerBehaviour.OnPreTransitFromLayerBehaviour.OnPreParentTransitToLayerBehaviour.OnPreParentTransitFromLayerBehaviour.OnPreChildTransitTransitionBehaviour.OnPreTransit
Transition	遷移中イベント非同期で複数フレームにまたがって処理される。・遷移先のオブジェクトのLoadやインスタンス化・遷移元のオブジェクトの解放や破棄を主に行う。	LayerBehaviour.OnTransitToLayerBehaviour.OnTransitFromLayerBehaviour.OnParentTransitToLayerBehaviour.OnParentTransitFromLayerBehaviour.OnChildTransitTransitionBehaviour.OnTransit
PostTransition	遷移後イベント非同期で複数フレームにまたがって処理される。・フェードイン処理・遷移先のオブジェクトのLazyLoadやインスタンス化・遷移元のオブジェクトの解放などを行う。このイベントが完了するまで遷移シーケンスも完了しない。	LayerBehaviour.OnPostTransitToLayerBehaviour.OnPostTransitFromLayerBehaviour.OnPostParentTransitToLayerBehaviour.OnPostParentTransitFromLayerBehaviour.OnPostChildTransitTransitionBehaviour.OnPostTransit
Entry	Layerの入場イベント1フレームだけ実行される。Layer内の簡単な初期化はここで行う。	LayerBehaviour.OnEntry
Update	Layerの更新イベント複数フレーム繰り返し実行される。ゲーム内におけるメインループや更新処理を記述する。	LayerBehaviour.OnUpdate
Exit	Layerの退場イベント1フレームだけ実行される。Layer内で行った処理の後始末はここで行う。	LayerBehaviour.OnExit

シーケンスイベントの実行順はこちらを参照してください。