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🔰 初めての方向けチュートリアル

~Avatar Pose Library(APL)の導入と基本操作~

このチュートリアルでは、「Avatar Pose Library」(以下APL)の導入から、Unity上での設定、そしてVRChatでの使用まで、できる限り詳しくご案内します。 Unityやアバターの改変に慣れていない方でも安心して進められるよう、画像つきで解説します。

動画チュートリアル:https://youtu.be/t20XgqlIZPg

APLのインストール

① VCCにAPLを追加する

  1. APLの公式サイトにアクセス

  2. 「VCCに追加」ボタンをクリック

  3. 「Creator Companion を開く」を選択

  4. 内容を確認し、「I Understand、AddRepository」をクリック

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② プロジェクトにAPLを追加する

  1. アバターをアップロードするUnityプロジェクトの、「ManageProject」をクリック

  2. AvatarPoseLibraryを探し、右側の「+」ボタンをクリック

これで、VCCのパッケージリストにAPLが追加されます。 あとは、対象アバターのプロジェクトを開いて「Manage Project」からAPLを追加しましょう。

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Unityでの操作

① APLの設定を始める

  1. アバターのPrefabをHierarchyウィンドウへドラッグ&ドロップします。

  2. Hierarchy上で右クリックし、

  3. 「Create Empty」を選択します。

  4. 作成されたGameObjectがHierarchyにあることを確認してください。

unity_1

② APLコンポーネントを追加する

  1. 作成したGameObjectを選択します。

  2. Inspectorウィンドウで「Add Component」ボタンをクリック。

  3. 検索欄に「Avatar Pose Library」と入力。

  4. 表示されたコンポーネントを選択します。

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③ APLの設定方法

  1. 「Avatar Pose Library」コンポーネントが追加されます。

  2. カテゴリーを追加するには、右上の「+」ボタンをクリックします。

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④ ポーズの登録方法

新しく追加されたカテゴリー内に、ポーズを登録していきます:

① Library Name:ライブラリの名前(自由に記入)

② Mode Settings:上記の各種有効・無効を選択

③ Category Icon:カテゴリ用のアイコン画像(任意)

④ Category Name:カテゴリ名(例:立ちポーズ、座りポーズ)

⑤ Pose Name:ポーズごとの名前

⑥ Pose Icon:個別ポーズのアイコン(任意)

⑦ Auto Thumbnail:チェックを入れると自動でサムネイルを生成します

⑧ Animation Clip:ここにポーズのアニメーションクリップを登録

⑨ Tracking Settings:トラッキングのON/OFF設定

⑩ Is Loop:ポーズのループ再生有無

⑪ Motion Speed:再生速度を指定

⑫ Drop Area:AnimationClipをドラッグ&ドロップして追加できます

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🎮 VRChatでの操作

ポーズを呼び出す手順

  1. アクションメニューを開く
     VRChat内でメニューを開きます。
     Questの場合は、左手のメニューから「表情」や「パラメータ」を選ぶところから。

  2. APLのメニューを探す
     APLで設定したライブラリ名またはカテゴリ名が表示されます。
     例えば「PoseLibrary」や「立ちポーズ集」など、自分で設定した名前で探します。

  3. カテゴリを開くと、登録されたポーズ一覧が表示されます
     登録したサムネイル画像と共に、各ポーズが並んでいるはずです。
     アイコンで視覚的に選べるので、目的のポーズをすぐに見つけられます。

  4. ポーズを選択すると即時再生されます
     AnimationClipの内容に応じて、ポーズが適用されます。

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メニューのオプション機能

APLには、ポーズ再生中に有効となる以下の機能があります:

  • Reset:
     現在再生中のポーズアニメーションを中断し、設定をリセットします。

  • Height(高さ調整)が有効な場合:
     アバターの足元の高さを自動で調整。地面にめり込んだり浮いたりするのを防ぎます。

  • Speed(再生速度)調整が有効な場合:
     アニメーションの速度を指定できます。
     静止アニメーションの場合は、ここの数値を高めるとアニメーションにノイズが乗り、人間らしい動きになります。
    ※ 50% が初期設定速度、100%で初期設定速度の2倍速となります。

  • Mirror(左右反転)が有効な場合:
     同じポーズを左右反転して再生可能です。
     右向きのポーズを左向きに変えるなど、バリエーションを増やせます。

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