SetupForWindows_JP - CCSEPBVR/CS-IS-PBVR GitHub Wiki
Windows環境でCS/IS-PBVRをビルドする場合、Visual Studio 2022を利用する。 インストールしていない場合は、MicrosoftのWebサイトからダウンロードし、Visual Studio Installerを起動する。 次にVisual Studio 2022のインストールを選択し、以下のコンポーネントにチェックを入れる。
- 「ワークロード」から「C++によるデスクトップ開発」を選択する。
- 「個別のコンポーネント」から以下を選択する。
- Windows 11 SDK
- 最新のv143ビルドツール用 C++ ATL (x86 および x64)
- Windows用 C++ CMakeツール
コンポーネント選択後、右下の「インストール」ボタンをクリックしてインストールを開始する。 インストールが完了したら「x64 Native Tools Prompt for VS 2022」が起動できることを確認する。
クライアントプログラムで.fbx形式のファイルを可視化したい場合はFBXSDKライブラリをインストールする必要がある。以下に手順を示す。
- 公式サイトからDownload SDK for Windowsを選択しfbx2XXXXX_fbxsdk_vs2022_win.exeをダウンロードする。
- fbx2XXXXX_fbxsdk_vs2022_win.exeを実行しインストーラーに従いインストールを完了する。
クライアントプログラムで.3ds形式のファイルを可視化したい場合はAssimpライブラリをインストールする必要がある。以下に手順を示す。
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公式サイトからソースコードをダウンロードし展開する。
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「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」でassimp-5.0.0¥に移動し以下のコマンドを実行する。
cmake .. -G "Visual Studio 17 2022" MSBuild Assimp.sln /t:clean;rebuild /p:Configuration=Release;Platoform="x64" MSBuild Assimp.sln /t:clean;rebuild /p:Configuration=Debug;Platoform="x64"
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ビルド完了後assimp-5.0.0¥lib¥(Release/Debug)に(assimp-vc143-mt.lib/assimp-vc143-mtd.lib)が生成されていることを確認し、以下の環境変数を設定する。
変数 値 Path <BASE_DIR>¥assimp-5.0.0¥bin¥Release Path <BASE_DIR>¥assimp-5.0.0¥bin¥Debug
クライアントプログラムでOpenXRを利用してHMDに可視化画面を表示したい場合はSteamVR、imguiライブラリ、OpenXR-SDKをインストールする必要がある。以下に手順を示す。
OpenXRを利用したPBVRの動作にはSteamが提供するSteamVRのOpenXRランタイムを使用する。SteamVRのインストール方法については、Steamの公式サイトを参照すること。
使用するHMDについては、それぞれに対応したセットアップ手順を実行しておく。
以下にSteamVRのOpenXRランタイム設定方法を説明する。
- SteamVRを起動し、上部のアイコンからメニューを開き「設定」を選択する。
- SteamVR設定のOpenXRを選択し「現在のOpenXRランタイム」が「SteamVR」に設定されていない場合は、「STEAMVRをOPENXRランタイムとして設定」ボタンを選択する。ユーザアカウント制御の画面が表示された場合は許可する。
- 「SteamVR」に設定されていることを確認する。
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公式サイトからソースコードをクローンする。
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「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」でimgui¥に移動し以下のコマンドを実行する。
cd imgui git checkout v1.91.0 mkdir include cd include mkdir imgui cd imgui xcopy "..\..\*.h" . xcopy "..\..\*.cpp" . xcopy "..\..\backends\imgui_impl_opengl3*" .
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以下のディレクトリ構造になっていることを確認する。
<BASE_DIR> └─lib └─imgui ├─.github ├─backends ├─docs ├─examples ├─include │ └─imgui │ ├─imconfig.h │ ├─imgui.cpp │ ├─imgui.h │ ├─imgui_demo.cpp │ ├─imgui_draw.cpp │ ├─imgui_impl_opengl3.cpp │ ├─imgui_impl_opengl3.h │ ├─imgui_impl_opengl3_loader.h │ ├─imgui_internal.h │ ├─imgui_tables.cpp │ ├─imgui_widgets.cpp │ ├─imstb_rectpack.h │ ├─imstb_textedit.h │ └─imstb_truetype.h └─misc
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環境変数の設定
変数 値 KVS_IMGUI_DIR <BASE_DIR>¥lib¥imgui
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公式サイトからソースコードをクローンする。
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「x64 Native Tools Command Prompt for VS 2022」でOpenXR-SDK¥に移動し以下のコマンドを実行する。
git checkout release-1.0.34 mkdir build cd build cmake .. -G "Visual Studio 17 2022" -A x64 -D DYNAMIC_LOADER=ON MSBuild OPENXR.sln /t:clean;rebuild /p:Configuration=Release;Platoform="x64" MSBuild OPENXR.sln /t:clean;rebuild /p:Configuration=Debug;Platoform="x64" cd .. mkdir bin mkdir lib xcopy "build\src\loader\Release\openxr_loader.dll" bin xcopy "build\src\loader\Release\openxr_loader.lib" lib
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環境変数の設定
変数 値 KVS_OPENXR_DIR <BASE_DIR>¥lib¥OpenXR-SDK
Qtの公式WebサイトからQtのオープンソース版のインストーラをダウンロードして実行する。 Qtインストールするディレクトリほ選択し、カスタムインストールにチェックを入れ、コンポーネント選択画面で以下のコンポーネントにチェックを入れる。
- Qt 6.2.4 > MSVC 2019 64-bit
- Qt 6.2.4 > Qt Debug Information Files
- Developer and Designer Tools > Qt Creator
- Developer and Designer Tools > Qt Creator CDB Debugger Support
- Developer and Designer Tools > Debugger Tools for Windows
- Developer and Designer Tools > CMake
- Developer and Designer Tools > Ninja 1.10.0
コンポーネント選択後、使用許諾契約の許可やショートカット登録の設定を進めてインストールを開始する。
インストールが完了したら、以下のユーザ環境変数を設定する。
変数 | 値 |
---|---|
Path | C:¥Qt¥6.2.4¥msvc2019_64¥bin |
QtCreatorを開き[編集]->Preferenceを選択する。
キットの設定からコンパイラのC, C++がMicrosoft Visual C++ Compiler 17.X.XXXX(amd64)になっていることを確認する。
17.X.XXXでない場合はコンボボックスをクリックし17.X.XXXX(amd64)に変更する。
変更後適用ボタンを押す。