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Xbox 360

Xbox 360(エックスボックス サンロクマル)は、マイクロソフトが2005年(平成17年)に発売した家庭用ゲーム機。Xboxの第2世代にあたる。


概要

項目 詳細
開発元 マイクロソフト
製造元 フレクストロニクス、ウィストロン、セレスティカ、フォックスコン
種別 据置型ゲーム機(第7世代)
発売日
  • 北米: 2005年11月22日
  • 欧州: 2005年12月2日
  • 日本: 2005年12月10日
販売終了 2016年4月20日
出荷台数 世界累計:約8,400万台(2014年時点)
CPU 3.2 GHz PowerPC 3コア 「Xenon(シェノン)」
GPU 500 MHz ATI社製カスタムチップ 「Xenos(ジーノス)」
メモリ 512 MB GDDR3 Unified Memory + 10 MB eDRAM(GPU直結)
メディア DVD-ROM(12倍速)、CD-ROM(※外付けでHD DVD対応)
オンライン Xbox Live
後継機 Xbox One
前世代機 Xbox

Xbox 360は、ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PlayStation 3」や任天堂の「Wii」と同じく第7世代に位置づけられる。高性能なマルチコアCPUとプログラマブルシェーダ対応GPUを採用し、ハイビジョン(HD)グラフィック出力を標準仕様とした。

また、オンラインネットワークサービス「Xbox Live」の統合が進められ、対戦や協力プレイに加え、ダウンロードコンテンツ(DLC)、フレンドリスト、実績(アチーブメント)システムなどが標準化され、以降の据置型ゲーム機プラットフォームに多大な影響を与えた。


ハードウェア仕様

CPU

  • 名称: Xenon(開発コード名)
  • 設計: IBM(PowerPCアーキテクチャ)
  • コア数: 3コア / 6スレッド(同時マルチスレッディング対応、各コア2スレッド)
  • 動作周波数: 3.2 GHz
  • キャッシュ: 1 MB L2共有キャッシュ

GPU

  • 名称: Xenos(開発コード名)
  • 設計: ATI Technologies(現・AMD)
  • 動作周波数: 500 MHz
  • 特徴:
    • 統合型シェーダアーキテクチャ(Unified Shader Architecture)をコンソールとして世界初採用。
    • 10 MBのエンベデッドDRAM(eDRAM)を内蔵し、高解像度アンチエイリアス処理(4x MSAA)をほぼ負荷なしで実行可能。

メモリ

  • 主記憶: 512 MB GDDR3 SDRAM(CPUとGPUで共有する統合メモリアーキテクチャ: UMA)
  • 動作周波数: 700 MHz(実効1.4 GHz)
  • メモリ帯域: 22.4 GB/s(メインバス)+ 256 GB/s(GPU - eDRAM間)

映像・音声出力

  • 映像解像度: 480i, 480p, 720p, 1080i, 1080p
  • 出力端子: AVマルチ出力端子、HDMI(2007年以降のロットより標準搭載)
  • 音声: ドルビーデジタル5.1chサラウンド(光デジタル出力 / HDMI)

ハードウェアの変遷(モデル・バリエーション)

初期型(2005年 - )

  • Xbox 360(通常版): 20GB HDD、ワイヤレスコントローラーなどを同梱した標準モデル。
  • Xbox 360 コアシステム: HDDやワイヤレス機能を省き、価格を抑えたエントリーモデル(日本でも有線コントローラー同梱で販売)。
  • Xbox 360 エリート(Elite): 2007年発売。ブラックカラーの本体、120GB HDD、HDMI端子を標準装備。
  • Xbox 360 アーケード: コアシステムの後継。256MB/512MBの内蔵フラッシュメモリまたはメモリーユニットとワイヤレスコントローラーが付属。

Xbox 360 S(スリムモデル / 2010年 - )

  • 45nmプロセスに統合されたプロセッサ(Valhalla)を採用し、大幅な小型化・静音化・省電力化を実現。
  • 無線LAN(Wi-Fi 802.11n)および光デジタル端子を本体に内蔵。
  • 静電容量式タッチセンサースイッチを電源・ディスクトレイに採用。
  • 250GB HDD搭載モデルや、内蔵ストレージ4GBの廉価モデルが存在。

Xbox 360 E(2013年 - )

  • 後継機「Xbox One」に合わせたツートンカラーのスクエアデザインに変更された最終型モデル。
  • 背面端子の整理(USBポートの削減、独自AV端子の廃止とHDMI/コンポジットの整理)が行われた。

主な機能・サービス

Xbox Live

常時接続を前提としたオンラインサービス。

  • シルバーメンバーシップ(無料): ストアでの購入、プロフィールの管理、ボイスチャット(1対1)。
  • ゴールドメンバーシップ(有料): オンラインマルチプレイ、各種早期体験版配信へのアクセス、割引販売。
  • 実績(Achievements): ゲーム内の特定条件を達成するとポイント(ゲーマースコア)が付与されるシステム。

Kinect(キネクト)

2010年11月に発売された、RGBカメラ、深度センサー、マルチアレイマイクを搭載したジェスチャー・音声認識周辺機器。「コントローラーは、あなた自身」をキャッチコピーとし、カジュアル層を中心に世界的ヒットを記録した。

画面インターフェース(ダッシュボード)

OSのインターフェースは世代ごとに数度の大規模刷新が行われた。

  1. ブレード UI(発売初期): フォルダのタブ(ブレード)を切り替えるようなデザイン。
  2. NXE (New Xbox Experience)(2008年): 3Dアバターの導入と、ゲームのHDDインストール機能を追加。
  3. Metro UI(2011年): Windows 8 / Windows Phoneと共通するモダンタイル形式のUIへ刷新。

日本市場における状況

  • ローンチ: 2005年12月10日に発売。北米市場でのシェア獲得とは対照的に、日本では前世代機Xboxと同様に苦戦を強いられた。
  • RPGタイトルの展開: 日本のユーザー獲得を狙い、坂口博信率いるミストウォーカー開発の『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』や、バンダイナムコゲームスの『テイルズ オブ ヴェスペリア』、スクウェア・エニックスの『スターオーシャン4』などの独占・先行RPGを多数投入した時期には本体牽引効果が見られた。
  • シューティングゲーム(STG)の集積地: ケイブをはじめとするアーケード系2Dシューティングゲームが多く移植・発売され、コアなファン層から強い支持を受けた。

関連項目

  • マイクロソフト
  • Xbox
  • Xbox One
  • Xbox Series X/S
  • PlayStation 3(同世代の競合機)
  • Wii(同世代の競合機)
  • HD DVD

外部リンク

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