Story - 8novels/redmine-fantasy GitHub Wiki
あらすじ
プロローグ
《2000字くらい。Redmineを使った戦闘シーンから始める。特にどの時系列にも属さないシーン。
異世界Redmineでできること、紅子が現代のSEであること、紅子とレヴィの関係などを盛り込む。》
1章 魔族をプロジェクト・マネジメント
《紅子が異世界に転移して、レヴィ率いる魔族をマネジメントすることになるまでの経緯をテンポよく書く。
メインテーマである『人の心はわからない』を冒頭に。》
現代の日本でSEとして働く藤倉紅子は、仕事の進め方やファイルの管理、人と人とのコミュニケーションについて悩んでいた。
《ここでSEあるあるを織り交ぜながら愚痴ってもらう》
何か良さげな本はないかと書店に出向いた紅子は『Redmineで始める人心掌握術』という本を見つけ、タイトルに惹かれてその本を手に取った瞬間、紅子は異世界に転移する。
転移先の世界で紅子は魔物に遭遇するが、全く統率が取れていない。その魔物を召喚した、魔族の少女であるレヴィが使役の仕方を知らないためだ。
話を聞いたところ、レヴィの母親であり、天才的なSE兼プログラマーのレイラが、自らの魔力とRedmineの力を融合させたシステムを作り上げ、そのシステムによって魔物たちを管理していたらしいが、レイラは失踪しており管理ができないらしい。
紅子はレヴィの中で構築されたまま眠っていたRedmineを起動し、流れでレヴィたちのプロジェクトマネジメントを請け負うことになる。
2章 チュートリアル(初級編)
《Redmineの基本機能を紹介しつつ、レヴィ達の置かれた状況などを紅子が確認していく。》
紅子は、自分やレヴィたちの置かれた状況を把握しつつ、異世界Redmineでできることを試しながら、プロジェクトのロードマップを作成する。
《Redmineのプロジェクト/チケット/ユーザー/トラッカー/ステータス/ワークフロー/ロール/ロードマップの機能を紹介する》
いくつもある課題のうち、『レヴィの魔力の増強』が重要だと感じた紅子がチケットを発行すると、地図が表示され、ある地点を示した。
紅子とレヴィは二人でその場所を目指すことになる。
3章 草原を渡る紅風
《冒険ファンタジー的な展開に。ファンタジー好き向けの章。紅子たち、敵サイド、新たな仲間の3つの視点から。》
敵国である『緑の格子盤』の描写。《翠玉女帝》エクシエラ、参謀オデッサ登場。
新たな『可変域所有者』(新たにシステムをインストールできる能力)の少女ジーナ、傭兵ライカ登場。
紅子とレヴィは目的地を目指すが、途中で敵であるイルカ型の魔物に遭遇する。自分の魔力を過信していたレヴィは途中で力尽きる。
PMとしての責任を取って、レヴィだけでも逃がそうと一人で戦う紅子。絶体絶命のピンチに、ジーナ一行が助けに入る。
ジーナがレヴィと同じ能力を持つことを知った紅子は、二人の間に負荷分散(ロードバランシング)機能を設定し、レヴィの魔力の回復と増強を行う。
4章 それぞれの思い
《冒険が一段落し、改めて課題を認識した紅子やレヴィの心境の変化を書く。》
紅子はエクシエラと向き合って話し合い、相手を理解しようと決意する。
《翠玉女帝》エクシエラ、レヴィ達への侵攻を開始。
レヴィの母、レイラ登場。因縁の相手であるオデッサとのやり取り。レイラの現状、失踪した理由、レヴィ達に会えない理由を明かす。
5章 チュートリアル(応用編)
《Redmineのチケット管理以外の便利な機能を紹介。》
レヴィの魔力が増加したことで、Redmineの新たな機能が解放される。
《Redmineのニュース/文書/wiki/フォーラム/ファイル/プラグイン/リポジトリの機能を紹介する》
その機能を確認していった紅子は、レイラからのあるメッセージに気付く。
エクシエラ来襲。一触即発の危機に、紅子は単身で敵陣に乗り込み、エクシエラと話そうと試みる。
最終章 No Ticket, No Wonderful Life!
《最終決戦。仲間たちの協力を得て、紅子はエクシエラとのミーティングに挑む。
Redmineやチケット管理のおかげで意思の疎通ができ、心が通じ合えるというメッセージを盛り込む。》
「エクシエラとのミーティング」というチケットを発行したところ、レヴィ、ジェミィ、ジーナ、ライカの仲間4人に子チケットがアサインされる。
それぞれ自分にアサインされたタスクをこなし、紅子がエクシエラに出会えるようにアシストする。
無事エクシエラの元に辿り着いた紅子は、Redmineによるタスク管理の利点を、レイラの思いを重ねて力説する。
わかり合えてきたと紅子が感じてきたその時。後を追ってきたオデッサが放った銃弾が、紅子の胸を貫く……直前で、紅子の意識が途絶える。
エピローグ
コンソールだけが浮かぶ空間で、レイラとのチャット。
無関係な異世界人を巻き込んだことを反省するレイラ。しかし、紅子はレイラに感謝の言葉を述べる。
レイラはすべての魔力を使い、紅子を現世に戻す。
気が付くと、紅子は書店にいた。記憶はあやふやで、異世界にいたのか夢なのか現実なのか区別がつかない。
部屋に戻った紅子は、買った参考書の通りにRedmineをインストールする。
設定を終え、Redmineを起動すると……そこには、レヴィからの感謝を込めたチケットが登録されていた。