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定理と事実
Th.Ga: 算術的体系は健全なら不完全
上記は以下から導出できる:
- Fact.G₁: 算術ではexpressibleな数集合の補集合はexpressible
- Fact.G₂: 算術ではexpressibleな数集合のスター集合はexpressible
- Fact.G₃: 算術ではPはexpressible.
- Lem.G: 算術ではPc*がexpressible.
- Lem.D: expressibleな任意の数集合にはゲーデル文が存在する.
- Lem.G: Pc*がexpressibleな健全な体系には真だが証明できない文が存在する.
- Lem.G: 真だが証明できない文が存在する健全な体系は不完全である.
Th.Gb: 算術的体系はω無矛盾なら不完全
上記は以下から導出できる:
- Fact.Σ₀a: 算術はΣ₀完全.
- Fact.PΣ₁: P及びP*はΣ₁.
- Lem.Σ₀Σ₁: Σ₀完全な体系ではΣ₁集合はenumerable.
- Lem.ω: ω無矛盾な体系でenumerableな数集合はrepresentable.
- Lem.ps: 無矛盾な体系でP*がrepresentableなら不完全.
Th.Gc: Ω₄,Ω₅を拡大した算術的体系は無矛盾なら不完全
上記は以下から導出できる:
- Lem.RP: R*がP*からseparatableな無矛盾な体系は不完全
- Lem.S: Ω₄,Ω₅の文が定理な体系はロッサー体系.
- (補足)Cor: (Q),(R),PAはロッサー体系.
トピック
言語表現を持たないこと: 言語表現の濃度はℵ₀である一方, 数集合の濃度はℵ₁であるため, 全ての数集合に言語表現を対応付けることはできない. つまり expressibleでない数集合も存在するし, representableでない数集合も存在するし, definable でない数集合も存在する.
メタ言語で集合を言及する: 数集合/数関係をメタ言語を使った内包で言及することがある(e.g. 真なる文のゲーデル数の集合, 定理のゲーデル数の集合...). その際, 対応する言語表現が存在するかには常に注意が必要. 言語表現が存在すればメタ言語を使った言及(各種数式も補助的に使用)は単なる略記であり, 使用に問題はない. e.g.「Σ₀文のゲーデル数の集合」,「x∈A & Pow(x)」.
ゲーデル符号化の選択: アルファベットが13種類であるなら, 記号列を13進数表記とみなすゲーデル数化が最も自然であるが, 例えば10進数表記と対応させるような(1to1でない)ゲーデル数化も可能. 13種類をそれぞれ 0,1,2,3,4,5,6,7,89,889,8889,88889,888889 に対応付け連結させればよい. この𝑔は全射ではないが単射である. 非全射性: 9や99には逆元が存在しない. 単射性: 上記13の(長さのことなる)部分をトークンと呼ぶと10進表現のトークン長・トークン列は一意に決まる. 記号列とトークン列は単射なので, 単射性が確かめられる.
べき判定とべき関係: 「nは13のべきである」という述語が算術的/Σ₁だからといって, 「nは13のm乗である」という関係が算術的/Σ₁だとは直ちには言えない. 前者は構文的な性質から容易に確かめられるのに対し, 後者はβ関数の存在などを経由して確かめられる.
決定不能な文 (H 𝑔(H)): HがPc*をexpressするならこの文は真だが証明できない。健全な体系ではこれは決定不能な文となる.
決定不能な文 ∀v₂¬A(a̅,v₂): AがP*をenumerateし、体系がω無矛盾性だと仮定するならaを∀v₂¬A(v₁,v₂)のゲーデル数として, この文は決定不能な文となる. さらにこの文はゲーデル文であり, さらにω不完全な文の例をも与える.