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#観点1: 表現・言い方

表現や言い方ひとつで思考は乱される。いわゆるフレーミング効果というやつ。

思考がメンタルアカウンティング(心の勘定科目)に引きずられてしまっていることはないか?例えばハウスマネー効果(あぶく銭・悪銭身に付かず)で心がおおきくなったり罪悪感を持ってしまっていないかを確認しよう。お金に色はついていないし、時間にも色はついていない。

反転効果(ネガティブな判断材料だとリスク選好しがち)の可能性がある場合、言い方を意識的に変えてみよう。保険やくじの場合に顕著。それ以外にも初期値効果(デフォルト値にひきづられて見方が一面的になる)、貨幣錯覚(実質値でなく名目値で思考しがち)といった点にも注意が必要。

#観点2: 過去・履歴

過去の経緯は、現在の意思決定に必要以上に影響しうる。

サンクコストのせいで現状維持バイアスがかかっていないかは常に意識する必要がある。現状維持によって機会費用をうしなっていないか?また保有効果(得るのはトクで失うのは損)によって手放すことに必要以上に躊躇してしまっていないか?

アンカリングのように、印象的な数字や最初の数字が意思決定の基準点になってしまっていないか?返報性の原理にひきずられて不必要な意思決定をしてしまっていないか?一貫性幻想に引きずられ過ぎていないかにも注意。

#観点3: 将来と現在

決断をするとき、異時点間の選択で朝三暮四な近視眼的な意思決定をしていないか、欠乏感を煽られて意思決定をしていないかを確認しよう。今決断する(手にする)際の時間割引率を正当に評価できているかを確認するとともに、双曲割引のバイアスにも注意する。

#観点4: 変化の非対称性

いわゆるプロスペクト理論

人は損が嫌いなので、1の損と釣り合うのは2の得といった形であるというような非対称性が価値関数に現れる。この結果として損失回避がおこり、決定麻痺や現状維持バイアスが強化されうる。この特性を逆にとると、上昇選好があるとも言え、モチベーションの維持のためのヒントとなる。

確率加重関数 における感応度逓減性や、アンカリング時に見られる参照点依存性にも注意が必要だ。

#観点5: 材料不足

判断材料が不足している際に使われるヒューリスティックスの特性を知ろう。

頭に浮かびやすい事態に引きずられる利用可能性ヒューリスティックスや、聞いたことがある事態に引きずられる再認ヒューリスティックス、典型的な事態を必要以上に重要視する代表性ヒューリスティックスなどがある。ダメというわけではないが、必要以上にこれらに依拠していないかを注視する必要があろう。

また、判断の妥当性の評価においては、確証バイアス(証拠の取捨選択)に陥っていないかを精査しよう。計画錯誤による過度な楽観にも注意。

#観点6: 他者

  • ハロー効果(後光)
  • 同調効果(他の人と同じ選択をしがち)

#. その他

  • 後知恵バイアス(ほーらみたことか)
  • ピークエンド効果(終わりよければすべてよし)
  • 合理化(すっぱいぶどう)