コレクタエミッタ間飽和電圧 $V_{CE}$ - Shinichi0713/hard-ware GitHub Wiki
とは?
バイポーラトランジスタのパラメータの一つ。 コレクタエミッタ間飽和電圧VCE(sat)とは、トランジスタがオンの状態におけるコレクタエミッタ間の電圧のことを指します。
バイポーラトランジスタはベース電流IBを流すと、hFE倍のコレクタ電流ICが流れます。 上図の回路において、ベース電流IBを大きくすると、コレクタ電流ICも大きくなります。コレクタ電流ICが大きくなると、抵抗RCでの電圧降下(RC×IC)が大きくなり、コレクタエミッタ間電圧VCEが小さくなります。
すなわち、ベース電流IBを大きくすると、コレクタエミッタ間電圧VCEが小さくなるということです。
しかし、コレクタエミッタ間電圧VCEは完全には0Vにならず、微妙に電圧が残ってしまいます。この電圧のことをコレクタエミッタ間飽和電圧VCE(sat)といいます。
コレクタエミッタ間飽和電圧VCE(sat)の値
コレクタエミッタ間飽和電圧VCE(sat)はバイポーラトランジスタによって変わります。→データシートを確認してください。